「4ヶ月、3週と2日」で第60回カンヌ国際映画祭の最高賞パルムドールを受賞した
本作はルーマニア中部のトランシルヴァニア地方を舞台に、小さな村で起こったささいな対立が深刻な紛争へと発展していくさまを描いた社会派群像サスペンス。トランシルヴァニアは山脈に囲まれたヨーロッパ有数の野生動物の生息地であり、ブラム・ストーカーの恐怖小説「吸血鬼ドラキュラ」の舞台としても知られる。
物語は出稼ぎ先のドイツで暴力沙汰を起こしたマティアスが、トランシルヴァニアの村に戻って来ることから幕開け。妻との関係は冷めきっており、幼い息子は森でのある出来事が原因で口を利けなくなっていた。マティアスは元恋人のシーラに心の安らぎを求めるが、シーラは自身が責任者を務める地元の工場にアジアからの外国人労働者を受け入れていた。これをきっかけに、よそ者を異端視した村人たちとの間に不穏な空気が流れ始める。マティアス役の
このたび完成した日本版ポスターのビジュアルは、マティアスの息子が森の中で何かを目撃したときの表情を大きく捉えたもの。映画は2022年の第75回カンヌ国際映画祭のコンペティション部門でワールドプレミア。日本では同年の第35回東京国際映画祭で初上映された。
クリスティアン・ムンジウの映画作品
リンク
元町映画館 @moto_ei
『ヨーロッパ新世紀』
今秋、元町映画館でも上映決定!🎞️ https://t.co/uV20bVZYWg