無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分を追う映画公開、実際の事件がベース

3

66

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 8 46
  • 12 シェア

無実の黒人が白人警官に殺害された実際の事件をベースにした2019年の映画「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」が、9月15日より東京・ヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国で順次公開される。

「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」ポスタービジュアル

「キリング・オブ・ケネス・チェンバレン」ポスタービジュアル

大きなサイズで見る(全2件)

モーガン・フリーマンが製作総指揮を担った本作は、ケネス・チェンバレンが白人警官に殺されるまでの90分間を実際の事件とほぼ同時間で描く“リアルタイム進行型サスペンス”。2011年11月19日早朝の米ニューヨーク、双極性障害を患うケネスは、就寝中に医療用通報装置を誤作動させてしまう。安否確認でやって来た3人の白人警官に対し、ケネスはドア越しに「通報は間違いだ」と伝えるのだが聞き入れてもらえない。最初は穏便に対応していた警官たちは、ドアを開けるのを拒むケネスに徐々に不信感を抱き、高圧的な態度を取るように。そして警官が到着してからわずか90分後、ケネスはドアを壊して入ってきた警官に撃たれて死亡することになる。

「NightLights(原題)」を手がけたデビッド・ミデルが監督・脚本・プロデューサーを兼任。企画に感銘を受け、製作総指揮として参加したフリーマンは「この映画は、警官がいかに間違った対処をしているかを真にドラマチックに描いたものです。そして、この事実を広めることが私たちにできる最善の方法だと思います」と語っている。

「羊たちの沈黙」「ハンニバル」のフランキー・R・フェイソンがケネス役で主演を務めたほか、エンリコ・ナターレアニカ・ノニ・ローズが共演。フェイソンは本作の演技により、2021年のゴッサム・インディペンデント映画賞で最優秀主演男優賞を獲得した。映画批評サイト・Rotten Tomatoesでは批評家スコア97%フレッシュを維持している。

この記事の画像(全2件)

(c) 2020 KC Productions, LLC. All Rights Reserved

読者の反応

  • 3

にっく🆔 @0P0P3083

無実の黒人が白人警官に殺害されるまでの90分を追う映画公開、実際の事件がベース #SmartNews https://t.co/tum6kOahA4

コメントを読む(3件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの映画ナタリー編集部が作成・配信しています。 キリング・オブ・ケネス・チェンバレン / モーガン・フリーマン / デビッド・ミデル / フランキー・R・フェイソン / エンリコ・ナターレ / アニカ・ノニ・ローズ の最新情報はリンク先をご覧ください。

映画ナタリーでは映画やドラマに関する最新ニュースを毎日配信!舞台挨拶レポートや動員ランキング、特集上映、海外の話題など幅広い情報をお届けします。