アルフレッド・ヒッチコックの映画術を紐解くドキュメンタリー公開、“本人”が解説

アルフレッド・ヒッチコックの監督作を紐解くドキュメンタリー「ヒッチコックの映画術」が9月29日に東京・新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町ほか全国で公開される。

1922年製作の監督デビュー作「Number 13（原題）」から始まり、 数多くの作品を手がけて“サスペンス映画の神様”とも称されたヒッチコック。彼のフィルモグラフィと過去の発言を再考察した本作は、“ヒッチコック本人”が自作の裏側を明かし、面白さの秘密を解き明かすスタイルで展開する。「白い恐怖」「めまい」「北北西に進路を取れ」「サイコ」といったシーンの演出解説に加えて、現在日本で観ることが困難な初期作品「快楽の園」「ダウンヒル」の本編フッテージも収録。イギリス時代のサイレント作品・トーキー作品、アメリカ時代の作品まで幅広く引用していく。監督と脚本はドキュメンタリー「ストーリー・オブ・フィルム 111の映画旅行」のマーク・カズンズが担った。

YouTubeで公開された予告編は、“ヒッチコック本人”の解説で進行。「舞台恐怖症」のほか、数々の監督作のシーンが収められている。