「ばらかもん」杉野遥亮や綱啓永が五島列島に魅了される、七夕の願いも告白

ドラマ「ばらかもん」の制作発表会見が本日7月5日に東京・フジテレビ湾岸スタジオで行われ、キャストの杉野遥亮、宮崎莉里沙、綱啓永、中尾明慶、遠藤憲一が出席した。

ヨシノサツキによる同名マンガをもとにした本作は、都会育ちの若き書道家・半田清舟が長崎・五島列島の人々との交流を通して成長していく物語。ある挫折をきっかけに五島列島で暮らし始めた清舟を杉野、清舟を「先生」と慕う小学1年生・琴石なるを「PICU 小児集中治療室」の宮崎、料理から島の子供の世話までなんでもこなす高校3年生・木戸浩志を綱、画商で清舟とは中学からの付き合いの川藤鷹生を中尾、清舟の父で高名な書道家・半田清明を遠藤が演じた。

ゴールデン・プライム帯の連続ドラマで初主演を果たした杉野は「座長としていい作品にしなきゃいけないといろいろなことを考えていましたが、制作の過程で莉里沙がすごくがんばってくれていたり、スタッフさんが一生懸命にやってくれている姿を見て、自分にできることをがんばればいいなとフラットな気持ちで臨むことができています。そういう空間作りをしてくれた皆さんに感謝しかないです」と述べる。

MCから撮影現場での印象的なエピソードについて聞かれた宮崎は「海のシーンです！」とにっこり。ロケは五島列島と千葉の海沿いで行われているそうで、杉野は「ついこの間、第1話のクライマックスを（宮崎と）2人で撮ったんです。そのシーンは千葉の海で撮影したんですが、楽しくて僕のお気に入りのシーンです」と続けた。

綱は「五島列島に2週間滞在したのですが、天候の都合で10日間くらいオフだったのでホテルの支配人と仲良くなって毎日観光に行ってました。景色や食べ物はもちろん、人のよさというか、五島列島にしかないよさがある。ぜひ行ってみてほしいですね」とコメント。そのホテルの支配人は原作ファンで、五島列島に移住してホテルを経営しているという。綱は「今回『ばらかもん』に携われてすごく喜んでいました」と明かした。

また遠藤は、かねてより書道に触れたいと思っていたと言い「今回習ってみたんですが難しい！ とめだのはらいだの……。ただ杉野くんは天才的な字を書くんだよね。自分でもそう思うでしょ？」と投げかける。杉野は「どちらかというと才能はあるほうだと思います」とはにかんだ。

イベントでは、7月7日の七夕にちなみキャスト陣が書道で願いをしたためる一幕も。中尾は「田中みな実さんと仲直り」と発表し、「ネットニュースで犬猿の仲だと報道されていて、僕が以前共演したドラマで、遊びの流れで発言した一言を根に持っているらしくて……。数日後に一緒の撮影があるので、謝罪の気持ちをお伝えしようと思っています」と告白する。杉野は「スローライフ。ふと日本人って働きすぎなんじゃないか、週休4日くらいあってもいいんじゃないかと。この作品は新しい提示をしてくれると思います」と話した。

そして、本作をきっかけに杉野が五島市ふるさと大使に期間限定で就任することが明らかになった。杉野は「五島列島はめちゃくちゃきれいで、空気も全然違う。このドラマと一緒に五島列島が盛り上がってくれたらうれしい。ロケ中はいろんなところでいっぱいお金を使いました（笑）。神社にたくさんお賽銭を入れたり。撮影で感じたのですが、五島列島の皆さんがこのドラマを応援してくださっているので、少しでもお返しができたらいいなと思います」と真摯にコメントした。

「ばらかもん」は、7月12日からフジテレビ系で毎週水曜22時よりオンエア。脚本を阿相クミコと金沢達也が手がけ、演出を河野圭太、植田泰史、木下高男、北坊信一が担当する。

ばらかもん

フジテレビ系 2023年7月12日（水）スタート 毎週水曜 22:00～22:54
※初回15分拡大