インドの吟遊行者の半生を捉えた音楽ドキュメンタリー「The Path
本作の主役は「バウル」と呼ばれる吟遊行者となった女性パルバティ・バウル。パルバティがまだバラモン階級の少女だった頃、インドに留学していた阿部は彼女とルームシェアをしていた。そして26年後、カーストを捨て突然吟遊行者になったパルバティの来日公演決定の知らせを受けた阿部が、彼女の行者への道のりを明らかにするために映画製作を決める。本作では来日公演を撮影したほか、西ベンガル州にあるパルバティの行の拠点にも足を運び、吟遊行者バウルの文化背景にも触れている。現在YouTubeでは予告編が公開中だ。
阿部は「今回の上映で、『風狂』といわれるバウルの生き方と彼女の『歌』の魅力が伝われば本望です」と語った。また本作を鑑賞した
また本作の上演期間中にはトークショーを開催。8月8日は藤田、9日はブロードキャスターの
阿部櫻子 コメント
30年前、私が留学していたインドの家に突然15歳の少女が現れました。「ルームシェアをさせて」と話した魅力的な少女は、世界中で公演を行う吟遊行者「バウル」として名前が知られるようになりました。当時から歌がうまかった彼女は、歌だけでなく“心“にもみがきをかけていました。そして2018年に彼女の来日公演が決まった時、「バウル」について何も知らなかった私は、来日中の全行程を撮影し、映画にすることに決めました。彼女の歩んできた「バウルへの道」を知るためでした。今回の上映で、「風狂」といわれるバウルの生き方と彼女の「歌」の魅力が伝われば本望です。
梶原徹也(ドラマー)コメント
800年近くの歴史を持つというバウルという伝統芸能。生きることの本質、宇宙の真理について探求していくことは我々の生きている100年の間にどこまでできるのであろうか。「The Path」の中のパルバティ バウルさんの姿にその答えが見出せるかも知れない。
中納良恵(EGO-WRAPPIN')コメント
バウルの歌が震える時 神さまと魂が溶け合う 万物がひとつに輝いて 私たちは 全てのものへ拍手を送る。
藤田一照(曹洞宗僧侶)コメント
パルバティの声にソウルがふるえ、生き方にハートがみたされ、笑顔と語りにマインドが明るくなった。合掌!
遠藤協 @kanouendo
インドの「吟遊行者」パルバティ・バウルの半生と2018年の日本ツアーを収めた音楽ドキュメンタリー『The Path パルバティ・バウル 風狂の歌ごえ』か8月ポレポレ東中野で公開されるそうです。阿部櫻子さん監督。
私は撮影を少し手伝いました。圧巻のパフォーマンスですよ。
https://t.co/RSvqpdwdJe https://t.co/dycMND35UP