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6月9日から中国・上海で開催されている同映画祭のコンペティション部門に正式出品された本作。菊地扮する父の訃報を受けたフリーター・陽子が、24年間帰っていなかった故郷の青森・弘前に向けてヒッチハイクをしていくさまが描かれる。
大歓声と大きな拍手に迎えられ登場した2人。熊切は「ワールドプレミアということで皆さまが最初のお客さんです。気に入っていただけるとうれしいです」と呼び掛ける。菊地は習得したばかりの中国語で挨拶し観客を沸かせた。
ワールドプレミアを終えた菊地は「陽子の旅が今始まった気がしています。温かく上海の観客の方たちに受け入れられて安堵していると同時に、胸に迫る思いがしました。また、熊切監督とここに来れたことが、何よりも感慨深いです」と述懐。観客と一緒に本作を鑑賞した熊切は「地味な映画でもあるのでどういう反応があるか不安もあったんですが、びっくりするくらい温かい反応で。お客さんの心に届いたなという手応えがありました。うれしくて自分の映画なのにちょっと泣けました」と伝えた。
「658km、陽子の旅」は7月28日より東京・ユーロスペース、テアトル新宿ほか全国で順次公開。
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【イベントレポート】菊地凛子が上海映画祭で「陽子の旅が今始まった」、熊切和嘉は「ちょっと泣けました」
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