小津安二郎の初期サイレント映画をドラマリメイク、WOWOWで放送・配信

映画監督・小津安二郎の生誕120年を記念して、彼の初期サイレント映画群がWOWOWでドラマリメイクされる。

「小津調」と称される独特な映像で数々の作品を生み出し、没後60年近くが経過した今もなお国内外問わず高い評価を受ける小津。「晩春」「東京物語」などキャリア後期に手がけた代表作が語られることが多いが、今回はこれまでフォーカスされることが少なかった初期作品を通して、小津の知られざる一面にスポットライトを当てる。なお作品、スタッフ、キャストなどは今後順次発表される予定だ。

製作はWOWOWと松竹。企画とプロデュースを担当する徳田雄久（WOWOW）は「小津監督が二十代の頃に作られた映画はコメディ、ギャング、サラリーマンものなど実に多彩で驚くほど新鮮でした。そして、百年近く前に描かれた市井の息づかいに、今と変わらぬ普遍性を感じ、無謀にもこの名作群の現代リメイクに挑む決意をしました」とコメントしている。

小津安二郎生誕120年記念「連続ドラマW OZU ～小津安二郎が描いた物語～」

WOWOWで放送・配信

徳田雄久コメント

二年前の春、小津安二郎監督の初期映画が面白いという話を聞き、現存するサイレント全作品を鑑賞しました。小津監督が二十代の頃に作られた映画はコメディ、ギャング、サラリーマンものなど実に多彩で驚くほど新鮮でした。そして、百年近く前に描かれた市井の息づかいに、今と変わらぬ普遍性を感じ、無謀にもこの名作群の現代リメイクに挑む決意をしました。
畏れ多くも、小津安二郎生誕120年を記念して、様々な方のお力添えでドラマ化が実現します。少しでも多くの方が小津作品の素晴らしさに触れていただくきっかけになれば幸いです。