ハリウッドを発端に巻き起こった#MeToo運動を題材とする映画「
映画プロデューサーを目指して大手エンタテインメント会社で働き始めた、若く野心ある新人アシスタント・ジェーンの目を通して展開していく同作。彼女は業界の大物である会長のもとでジュニア・アシスタントとして働き始めるが、殺風景なオフィスで、早朝から深夜まで平凡な事務作業に追われることに。ハラスメントが常態化する中、会長の許されない行為を知ったジェーンは立ち上がる決意をする。ジェーンをNetflixシリーズ「オザークへようこそ」の
今回のポスターは「戦場のメリークリスマス 4K修復版」「WKW4K ウォン・カーウァイ4K 5作品」「エゴイスト」のポスターも手がけたデザイナー・成瀬慧が担当。“ジェーンの1日”がテーマで、まだ暗いうちからタクシーで出社する早朝、上司に関係を強要されたであろう女性のイヤリングを見つけた午前中といったシーンをベースにしている。
成瀬は「この映画がサスペンスとして見えてきたとき、置き換え可能な存在かもしれない自分、という不安と共鳴しているのかもしれません」と述べ、「そんな彼女の存在を照らす微小な光を探し、増幅させながら、彼女のコントラストを映画の外で浮かび上がらせました。それは希望の光とかではなくて、他者に纏っている光や色があることを認識して、ジェーンは次の日を迎えるべきと思うからです」とつづっている。
「アシスタント」は本日6月16日より東京・新宿シネマカリテ、YEBISU GARDEN CINEMA、ヒューマントラストシネマ有楽町ほか全国で順次公開。「ジョンベネ殺害事件の謎」を手がけたドキュメンタリー映画作家の
成瀬慧 コメント
主人公ジェーンは、常に女性の誰にでも置き換え可能な存在として会社にいます。一日の中で彼女がそう感じたことがいくつあっただろうか。この映画がサスペンスとして見えてきたとき、置き換え可能な存在かもしれない自分、という不安と共鳴しているのかもしれません。オフィスの蛍光灯は彼女の存在を、会社のデスクや壁に馴染むくらいにしか照らしてくれません。ステーショナリーの方がカラフルで目立っているかも知れません。そんな彼女の存在を照らす微小な光を探し、増幅させながら、彼女のコントラストを映画の外で浮かび上がらせました。それは希望の光とかではなくて、他者に纏っている光や色があることを認識して、ジェーンは次の日を迎えるべきと思うからです。
ジュリア・ガーナーの映画作品
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「アシスタント」ポスター8種到着、“置き換え可能な存在”である主人公の1日がテーマ(コメントあり)
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