「ノーカントリー」の原作者コーマック・マッカーシー死去、「悪の法則」の脚本も執筆

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小説家のコーマック・マッカーシーが6月13日に死去したことをIndieWireなどが報じた。89歳だった。

コーマック・マッカーシー(写真提供:MAJ GABRIELA / SIPA / Newscom / ゼータ イメージ)

コーマック・マッカーシー(写真提供:MAJ GABRIELA / SIPA / Newscom / ゼータ イメージ)

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1933年にアメリカ・ロードアイランド州で生まれたマッカーシーは、大学を中退すると1953年に空軍に入隊し、4年間の従軍を経験。その後小説家に転じ、「チャイルド・オブ・ゴッド」「ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤」などで評価を高め、「すべての美しい馬」で全米図書賞と全米批評家協会賞を受賞した。

2005年に出版された「血と暴力の国(ノー・カントリー・フォー・オールド・メン)」はジョエル・コーエンイーサン・コーエンによって2007年に映画化(邦題「ノーカントリー」)され、第80回アカデミー賞の作品賞、助演男優賞、監督賞、脚色賞を受賞。同作で撮影を担当したロジャー・ディーキンスは最近、「ジョエルが脚本に取り掛かっていると言うから、原作を読んだばかりだった私は『監督はしないの?』と言った。するとジョエルは『もしかしたらやるかも』と言うので『監督しないなら、君とはもう二度と口を利かないからな』と返したよ」と回想していた。

なおマッカーシーの小説は「すべての美しい馬」「ザ・ロード」「チャイルド・オブ・ゴッド」も映画化されている。2013年には、リドリー・スコットが監督を務めた「悪の法則」の脚本を手がけた。また、「ブラッド・メリディアン あるいは西部の夕陽の赤」の映画化も発表されており、「ザ・ロード」のジョン・ヒルコートが監督を務める。

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(情報提供:IndieWire / VM / ゼータ イメージ)

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