「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模を誇る「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐ メイキング・オブ・ハリー・ポッター」が、東京・練馬のとしまえん跡地にオープンする。映画ナタリーでは6月6日に行われたプレス内覧会の様子を引き続きレポート。前編はこちら。
クィディッチ観戦者の一員になれる「クィディッチ エクスペリエンス」を先に進み、映画のファンにはおなじみの屋外セットが見学できるバックロットのエリアへ。「
屋外セットを眺めながら、隣にあるバックロットカフェやバタービールバーで休憩したら、物語の始まりの地であるキングスクロス駅の9と3/4番線へ。荷物を載せた手押しカートを壁に押し込むフォトスポットで記念撮影をしたら、秘密のプラットホームへ向かい、ホグワーツ特急に乗車。実際にイギリスを走っていた蒸気機関車“ダンブルトン・ホール”をベースに制作された車両に乗り込むと、キャラクターの衣装や車窓から見える景色などが再現されたシリーズ各話のシーンが展示されており、その歴史を楽しむことができる。
続いて訪れるのは、900平方m以上の面積に巨大なセットが広がる魔法省のエリア。映画で、魔法省の職員が電話ボックスやトイレ、高さ約3mの巨大な暖炉から出勤するのと同様に、ツアーでもスモークや照明効果によってフルーパウダー(煙突飛行粉)を体に振りかける体験ができる。セットの中央には「魔法は力なり」の印象的な像が建てられた。また9m以上の高さを持つオフィス棟の壁は、数千枚の赤と緑の木製タイルを使って制作されたといい、窓の外から室内の細部まで間近に見られるものうれしいポイントだ。そのほかキャストやスタッフのプライベートな話題をもとに作られたという日刊預言者新聞、「
順路を進むと、映画の撮影で用いられたグリーンスクリーン技術を体験できる「ブルーム エクスペリエンス」のコーナーに到着。ハリー・ポッターになりきってロンドンの街やホグワーツ城の周りを箒に乗って飛び回り、ここで撮影したものと本物の映画を合わせて編集した映像を見ることができる。さらに、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって新学期の準備に欠かせない商店街・ダイアゴン横丁のエリアには、グリンゴッツ魔法銀行やウィーズリー・ウィザード・ウィーズ店などがそろい、建物の外観だけでなく、大量の小道具までこだわって作られた店内の様子ものぞくことができる。なお、横丁を進んで奥から全体を振り返った眺めは、ハリーが最初にダイアゴン横丁に来たときと同じ景色になるという。
ツアーの最後は、世界最大のハリー・ポッターショップへ。ハニーデュークス、オリバンダーの店、フローリッシュ・アンド・ブロッツ書店など、ダイアゴン横丁のショップの要素を取り入れた14のテーマ別セクションに分かれ多種多様なグッズが用意された。その中でも代表的なグッズは、壁一面に陳列された全45種類の杖。キャラクターそれぞれの杖のデザインをあしらったものに加え、ハリーのペットであるふくろう・ヘドウィグをイメージしたスタジオツアー東京限定の杖も。名入れサービスも活用し、自分だけの杖を手に入れよう。
「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は、施設全体の体験時間として4時間程度が想定されている。グランドオープンは6月16日。チケットは12月末の来場分まで販売中で、施設の公式サイトにて事前に購入する必要がある。
関連記事
関連商品
映画ナタリー @eiga_natalie
【内覧会レポート後編】ホグワーツ・ブリッジやダーズリー家のセットを歩き回ろう!ハリポタ施設いよいよ開業(写真26枚)
https://t.co/HjnjGBWaQQ
#ハリポタツアー #ハリー・ポッター https://t.co/5SCe6Nhmr4