フドイナザーロフの「スーツ」日本初公開、GUCCIのスーツに魅せられた3人の少年描く

東京・ユーロスペースにて開催中の特集上映「再発見！フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅」で、「スーツ」が日本劇場初公開される。

日常の小さな冒険やちょっとした驚きをユーモアですくい取り、ファンタジックな作品を世に送り出したタジキスタン共和国出身の監督バフティヤル・フドイナザーロフ。1991年に26歳でデビュー以降、49歳の若さで死去するまでに6本の長編を遺している。

長編4作目の「スーツ」は、3人の少年が富裕層が住むエリアに足を踏み入れ、ショーウィンドウに飾られたGUCCIのスーツに出会うところから物語が始まる。夢の象徴であるそのスーツを手に入れた彼らは、1つのスーツを交代で着てそれぞれの夢を叶えようとするが、運命は思わぬ方向に進んでいく。アレクサンダー・ヤツェンコ、アルトゥル・ポヴォロツキー、イヴァン・ココリーンが出演した。

このたび、本特集の後半スケジュールも解禁。「少年、機関車に乗る」「コシュ・バ・コシュ／恋はロープウェイに乗って」「ルナ・パパ」「海を待ちながら」に加え、「スーツ」は6月17日からスクリーンにかけられる。またリピーター特典として「少年、機関車に乗る」の主人公の弟アザマットの表情を切り取ったオリジナルステッカーが、数量限定で2種類準備された。

「再発見！フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅」は、6月30日まで東京・ユーロスペースで開催。7月以降、全国で順次実施される。

特集上映「再発見！フドイナザーロフ ゆかいで切ない夢の旅」

全国順次開催
料金：一般 1600円 / 大学・専門学校生、シニア 1200円
＜上映作品＞
「少年、機関車に乗る（2Kレストア版）」
「コシュ・バ・コシュ 恋はロープウェイに乗って（4Kレストア版）」
「ルナ・パパ（4Kレストア版）」
「スーツ」
「海を待ちながら」