SKIPシティ国際Dシネマ映画祭や田辺・弁慶映画祭など数々のインディーズ映画祭で受賞した
「明ける夜に」は、夏の終わりを目前とした8月31日から9月1日にかけての若者たちの群像劇。予定していた面接が急遽延期になった就活生の山ノ辺とキミ、野球部のマネージャーだった凛子に電話を掛ける秀一、コンビニでアルバイト中の健斗とキョーコの姿が、海の近い町を舞台に映し出される。山ノ辺役の
脚本家の
堀内友貴 コメント
映画制作の専門学校で学んできた2年間、ずっとモラトリアムをテーマに映画制作をしてきました。自分自身、24歳までダラダラと学生を続けてきてしまい、専門学校を卒業する前にモラトリアムから卒業する映画を撮り、自分の中でも社会にでる決意をしなければ、人としても、この先映画業界に進んだとしても何も成し遂げられないと思い、自分自身のイニシエーションとして製作を決めました。
また、在学中に出会った、まだ世の中に知られていない素晴らしい俳優の方たちや、共に学んできた優秀な学生スタッフ、そして僕自身が、この映画で映画業界に見つけられてやるんだ。そんな想いで本作を製作しました。
五十嵐諒 コメント
僕は堀内監督の作品が大好きです。彼の学生最後の作品ということで、オファーをいただき、“主演は僕がやりたい!”と真っ先に感じたことを今でも鮮明に覚えています。そして強い想いを聞き、脚本を読み、僕自身も相当な覚悟で今作に臨んでみました。
創り手の熱い想いとは裏腹に、ゆるく、優しく、くすっと笑える、堀内組にしか創れない世界を楽しんでもらえたら幸いです。
花純あやの コメント
初めて脚本を読んだ時、まだ準備稿段階でした。その描きたての物語たちに言葉にし難い妙味を感じました。キミの中に堀内監督自身も投影されていることと、私自身のありのままでとの事だったので、撮影期間は監督を目で追って観察していたように思います。無意識ですので許してください。若くて、無知で、息苦しくて、でもものすごく自由で。そんな彼らが愛されますように。
としお理歩 コメント
初めて脚本を読んだ当時、ちょうど私も学生最後の年で登場人物たちと自分が重なるところがあり、セリフたちが心にささった感覚を覚えています! 堀内監督とは本作で初めてだったのですが、クランクイン前から何度もリハーサルを重ね、役について話し合いながら作品を作っていきました! 堀内監督の描く個性豊かな魅力的なキャラクターたちと、シュールな笑いを楽しんで観ていただけたらとても嬉しいです!
米良まさひろ コメント
正直、脚本の時点で完成してておもしれーって思いました。波の音や登場人物の生活音が聞こえてきて、撮影までが楽しみでした。あのフライが取れなくて…って誰しも生きてたら似た経験ってあると思うんです。麻雀でいう裏目った時というか、あれ不思議で一回裏目ったらその後も裏目る事多いじゃないですか。テンパイまで遠回りになるんですよね。だから秀一を、裏目った…もどかしい。テンパイしたいんだ僕は!って演じました。この映画は、なんか…色んな人が出てきてそれを見て合ったり合わなかったり解ったり解らなかったりって感じで良いですよね、きっと。むしろ、何かを感じて頂けたら嬉しいなあって思います!
向井康介 コメント
恋愛は間違いと決意で終わり、人生は誤解と行き違いから始まる。ちっぽけな夏の終わりの中に、大きな優しさを見つけました。
堀内友貴の映画作品
リンク
映画ナタリー @eiga_natalie
若者たちの群像劇「明ける夜に」8月から順次公開、脚本家・向井康介の応援コメントも
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