「サヨナラ家族」の
本作は、地方で原発事故が起こった遠くない未来を舞台とした“社会派群像劇”。ヤクザの下で除染作業員をタコ部屋まで運ぶ仕事をしている達也、ムショ帰りの親友・諒、出稼ぎ風俗嬢のマリが社会から見捨てられた世界の片隅で懸命に生きようとする姿が描かれる。
YouTubeで公開された予告編では、本作を鑑賞した映画監督・
またそのほかの著名人の鑑賞コメントも到着。映画監督の
「ピストルライターの撃ち方」は東京・ユーロスペースほか全国で順次公開される。
※「ピストルライターの撃ち方」はR15+指定作品
瀬々敬久(映画監督)コメント
現実に似せたようなリアルっぽい映画よりも、現実に即し何かを投げかけているような行動的な映画が好きだ。そういう意味では「ピストルライターの撃ち方」はアクチュアル極まりない。現実を撃とうとしている。その意志だけで、ご飯がおかわりできる。お酒も飲める。これが映画だ。映画。
金允洙(映画監督)コメント
「1985 今 この空は 神様も住めない」ある歌の一節を思い出した。ピストルに込められた鉛は、ダーサナ(眞田監督)の怒りと悲しみだった。人と金のシステム、女と男と男の涙、ブルーシートから突き出た右腕。けれど、最後のカットで確信した。ピストルライターが灯した小さな炎は紛れもなくダーサナの祈りだった。
塚本直毅(ラブレターズ)コメント
なんとなく他人事にして遠ざけているような世界がギュウギュウに詰まってました。大学時代、テレビで流れる暗いニュースをみて「テンション下がるからこういうのホントみたくないわー」と言っていた同級生がいましたが、そういう人こそこの映画を観て大いに喰らえばいいと思います。
市橋浩治(プロデューサー)コメント
男二人と女一人、不器用な三人の想いはうまく交わらない。でもこの三人をいつまでも見続けたいと思った。映画を観終わって爽快感や微かな希望と同時に、同じ事が繰り返されている世の中に対する無力感に襲われ、何かを変えなければお前の人生終わっちまうぞ!と突きつけられた。登場人物たちが藻掻くどうしようもない閉塞感の中、奥津裕也さん演じる達也の笑顔にホッとした。
磯田勉 @isopie_
眞田康平の「ピストルライターの撃ち方」予告、瀬々敬久「これが映画だ。映画」
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