映画「
本作の主人公は、ひょんなことから越後丹生山藩の藩主となった青年・松平小四郎。藩が現在の価値で100億円もの借金を抱えていることを知った小四郎は、ピンチに見舞われながらも借金返済のため奮闘していく。神木が小四郎、杉咲が小四郎の幼なじみ・さよを演じたほか、小四郎の仲間たちに松山、小手、桜田、浅野、佐藤が扮した。
小四郎の顔がプリントされた巨大なお札を突き破って登場した神木。時代劇初主演、100億円もの借金を突如背負うことになる“巻き込まれプリンス”という役どころについて「借金を返す、そのためにどうしたらいいかというシンプルな物語なので、役作りについて深く考えずに演じていました。コメディなので、その場のアドリブや『こうした方がいいんじゃないか』というアイデアに、瞬発力で楽しみながら撮影していました」と述べる。
本編には、小四郎の前でとあるキャラクターがナイフを舐めるシーンがあるという。神木は「監督が『ナイフ舐めて!』と本番で演出されたんです。僕は(ナイフを舐める場面を)初めて見たので、率直な感想として『うわ! 初めて見た』とアドリブで言いました。そのあとの花様(杉咲)のアドリブがめちゃくちゃすごい。それは映画を観てからのお楽しみです!」と見どころを明かす。
松山は「神木くんがトークで現場を回してくれた。安心感がありました」と話し、「会うたびにハマっているアニメのことを聞く。神木くんにアニメの話を聞いたら間違いない」と信頼をのぞかせる。桜田は神木を“巻き込みプリンス”と表現し、「京都で撮影したのですが、神木くんは1日でも先に入って僕を同じところに滞在させようとしてくる。撮影が終わると1日でも多く滞在させようとしてくる。ほかのお仕事もありますし、家が好きなので逃げてました。でも京都に入る1日、2日前に僕が外でお仕事をしていたら神木くんに偶然会ったんです。不思議な縁を感じましたね(笑)」とエピソードを話す。桜田が「もう逃げられない」と嘆くと、神木は「逃がさないよ……」と詰め寄り、笑いを誘った。
イベントでは、節約プロジェクトで借金返済に挑む小四郎たちにちなみ、MCから「挑戦してみたいことは?」と質問が及ぶ。松山は「この質問があるなと思って、せっかくなので今舞台上でチャレンジしています。ステージに上がってお辞儀をしてから、あのカメラのレンズをずっと見てる」と、会場奥のムービーカメラを見つめながら告白。さらに松山は「ずっと目を離さないチャレンジを今やってて、すっごい後悔してる(笑)。お客さんの顔もキャストの顔も見れない。話に入りたくても入れない。(イベントが終わる)最後までずーっとあのカメラを見てる」と話した。
また先日5月19日に30歳の誕生日を迎えた神木へ、特製のバースデーケーキ贈呈のサプライズがあった。神木は「うわ! すげえ!」とはしゃぐも、松山は「めっちゃ見たい!」とカメラ目線を外さないチャレンジを続ける。30代の抱負を尋ねられた神木は「今まで通り変わらず、より楽しく生きることができたらいいな」と明かす。杉咲は「神様(神木)のアドリブからシーンが深まっていくミラクルがあったり、神様(神木)の存在から心が解放されて絆が生まれていく。返しきれないほどの優しさをいつもいただいているので、今回お祝いできてうれしいです」と神木へ祝福の言葉を送る。松山は相変わらずのカメラ目線で「(杉咲が神木のことを)神様って呼んでるんだね。いいなあ」とこぼした。
最後に神木は「とにかく何も考えずに楽しんで観ていただけたら。自由に笑ったり泣いたりしてください」とメッセージを送り、イベントは幕を閉じた。なお松山はステージから姿が見えなくなるまでカメラ目線を続けていた。
「大名倒産」は6月23日より全国でロードショー。
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