「怪物」坂元裕二による決定稿収めたシナリオブック、映画公開日に発売

坂元裕二が脚本を手がけた「怪物」のシナリオブックが映画の公開日である6月2日に発売。全国書店のほか一部上映劇場でも販売される。価格は税込1760円。

「万引き家族」の是枝裕和が監督を務めた「怪物」は、小学生同士の喧嘩が社会を巻き込む大事に発展していく物語。家族の在り方や子供の心の揺らぎなど、共通するテーマに取り組んできた是枝と坂元の初タッグが実現した作品で、第76回カンヌ国際映画祭コンペティション部門で脚本賞を受賞した。シナリオブックには坂元が最終的に書き上げた決定稿を収録。台本は撮影現場での演出や俳優の演技、編集などにより一部変更となるが、決定稿には完成した映画からこぼれ落ちた会話なども盛り込まれている。