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本作は、人間の生態を調査するため土星から来た宇宙人であり、真田家の次男になりすまして23年が経った日出男を主人公とするファミリー映画。地球を離れる日が近付いた彼が、最後の3日間で人間としてやり残したことに奮闘するさまがつづられる。中村が日出男、日村が長男の夢二、伊藤が長女・想乃、柄本時生が三男・詩文を演じた。
この日は全員が劇中でも使われたヤキニクサナダTシャツを着用し、おそろいの姿で登壇。中村は「サミットをする朝食のシーンは何回かあるんですけど、毎回(台本で)4、5ページあるんです。会話で転がせるから長いシーンが好き。みんなのグルーヴや音色が混ざる感じもあって、やりがいがあるシーンでしたね」と回想する。日村も「長いから現場でも一番緊張感があるんですよ。間違えたくないから。前の晩にみんなで練習してました」と明かした。
同シーンでの各自のこだわりを語る流れになると、日村が「ここに座るでしょ」と食卓の定位置を示し、伊藤は「私、ここ」、柄本も「俺はここです」と急遽、壇上で食卓を再現。日村は椅子から立ち上がり、机を回り込む瞬間のささいな動きのキレにこだわりがあり「この(体を回す)動き、ここにこだわってるんです」と熱弁する。豪快に納豆を回す日村から器を受け取る伊藤は、納豆の糸が毎回気になっていたそうで「すごい糸が舞うんですよ!ヒヤアと思いながら受け取って、それを私は時生さんにいかにきれいに、丁寧に渡せるか、意識してました」と語った。
柄本は納豆の入った器を回す際の中村と日村のやり取りの間に何か一言、アドリブで入れることを意識していたそう。「ちょっと間をあけて、僕も一言入れるのをがんばってました。倫也さんが口パクぐらいの小さい声で毎回何か言ってるんですよ。『(納豆の)糸……』と言ったときは、僕も小さい声で『中島みゆきか』とツッコんだり」と打ち明ける。本編では使われておらず、飯塚も「自信がないから、すごい小声なんです(笑)。だから、あまりマイクも拾えてない」と補足した。
最後に中村は「なんかいいな、楽しいなと多くの方に思ってもらえる作品になった。ちょっとひと休みしたいときに気軽に観てもらえたら、すごくいい休日になると思います」とアピール。また「日村さんもいらっしゃるので、舞台挨拶といえば、“謎かけ”かなと思いまして。渾身のやつを」と続け、「宇宙人のあいつ」とかけて「引っ越しのときに内見に行きたい人」ととく。「その心は……どちらも何度も見たくなるでしょう!」と披露すると、客席から拍手と歓声が。日村は「それ俺が昔言ってスベったやつ! 『おー』じゃないよ。なんで倫也くんが言うと拍手が起こるの(笑)。すげえ悔しいよ」とツッコんでいた。
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First-day event of new movie "Uchuujin no aitsu" at TOHO Cinemas Roppongi Hills on 20 May 2023 - Nakamura Tomoya, Ito Sairi, Himura Yuki & Emoto Tokio
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