本作は1920年代の米オクラホマ州で、石油の発掘によって有数の富を手にしたアメリカ先住民のオーセージ族が犠牲になった連続殺人事件を描いた西部劇。その財産にすぐに目をつけた白人たちは彼らを巧みに操り、脅し、やがて殺人に手を染める。原作はデイヴィッド・グランが米国史の暗部に迫った犯罪ノンフィクション「花殺し月の殺人──インディアン連続怪死事件とFBIの誕生」。スコセッシは「ミュンヘン」「DUNE/デューン 砂の惑星」を手がけたエリック・ロスと共同で脚本を執筆した。
スコセッシとディカプリオは「シャッター アイランド」「ウルフ・オブ・ウォールストリート」などに続いて6回目のタッグ。ディカプリオが演じたのは、オーセージ族の女性と結婚する白人男性のアーネスト・バークハートだ。「ライフ・ゴーズ・オン 彼女たちの選択」で知られる
「キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン」は第76回カンヌ国際映画祭のアウトオブコンペティションでフランス現地時間5月20日に初披露。スコセッシの監督作がオフィシャルセレクションに正式出品されるのは1986年の「アフター・アワーズ」以来、37年ぶりとなる。10月の劇場公開ののち、Apple TV+で全世界に向けて配信。
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鹿 @sikadaisuki
「フラワー・オブ・ザ・ムーン」をやっっと観た。夫婦の関係が地滑りを起こすように変わっていくのが良かった。しかし3時間26分の長さは劇場の強制力がなければ一気見はできない…家で観た時もApple TVで何回中断したことか…。 https://t.co/vt0yPYsQEc