ハリポタ体験型施設、ホグワーツの生徒にとって欠かせないダイアゴン横丁お披露目

「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」で、魔法界の商店街「ダイアゴン横丁」が6月16日の一般公開に先駆けて本日5月16日にお披露目された。

東京・練馬のとしまえん跡地にオープンする、「ハリー・ポッター」の屋内型施設としては世界最大規模を誇る「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京」。ホグワーツの大広間、禁じられた森などのセットに足を踏み入れ、映画制作の裏側を体験することができる。

ダイアゴン横丁はにぎやかな商店街で、ホグワーツ魔法魔術学校の生徒にとって新学期の準備に欠かせない場所。グリンゴッツ魔法銀行、魔法動物ペットショップなどがそろっている。足を踏み入れると、実際に映画制作に携わったクリエイターが手がけたセットを間近で見ることが可能だ。

ダイアゴン横丁は、もともと「ハリー・ポッターと賢者の石」のために作られ、それ以降の作品でもたびたび手直しして使用された。壁の位置や店の並びを変え、建物全体の角度を左右に微妙に動かし、「ハリー・ポッターとアズカバンの囚人」の撮影では、このセットの大部分が雪景色のホグズミード村として利用された。

横丁の突き当たりにある鮮やかなオレンジと紫色の3階建ての建物は、ウィーズリー家の双子フレッドとジョージの店であるウィーズリー・ウィザード・ウィーズ。この店は3カ月以上を費やして建設され、その期間のほとんどは入り口の上にある高さ6mを超える動くマネキンの制作に費やされたという。フレッドとジョージのユーモアは、グラフィックデザインチームのMinaLimaが手がけた120種類もの商品にも反映されている。

小道具部門を率いるピエール・ボハナは、このダイアゴン横丁を「作るのが一番好きなセットだった」と振り返り、「まさに小道具制作の腕の見せどころ──これを手がけ、息が吹き込まれるのを目の当たりにするのは喜びでした」と語る。なおこのセットでは、大鍋、羽根ペン、マント、高級クィディッチ用具店のウィンドウに展示するニンバス2000のほうきなど、店をいっぱいにするために大量の小道具を作り、アイテムを調達する必要があったそうだ。

「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 ‐メイキング・オブ・ハリー・ポッター」は6月16日にグランドオープン。チケットは9月末の来場分まで販売中で、公式サイトにて事前に購入する必要がある。