丸山正樹の小説「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」が韓国で映画化。2024年にクランクイン予定で、現在キャスティングが進められている。
日韓IPコーディネート専門チーム・J-KIPの発表によると、映画「デフ・ヴォイス」では脚本家ムン・ジウォンが監督および脚本を担当する。ムン・ジウォンは、自閉症スペクトラムの少女を描いた映画「無垢なる証人」や、同作の少女が大人になったらという着想から生まれたNetflixシリーズ「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」の脚本で知られ、演出家としても活躍。このたび長編映画監督デビューを果たす。
「デフ・ヴォイス」は、ろう者の両親のもとで育てられる聴者の子供・コーダ(Children of Deaf Adults)を主人公とした物語。ムン・ジウォンは制作にあたり、主人公が「コーダ」としてのアイデンティティを見つけようと奮闘する話であると同時に、ろう者社会で起きた殺人事件の真相を追うストーリーを描き、手話の美しさとミステリー推理物としても楽しめる魅力的な映画を作りたい、とコメントしている。
なお「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」は日本でドラマ化も決定。草なぎ剛が主演を務め、NHK総合・BS4Kで2023年冬に放送される。
※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記
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鯨統一郎 @kujira1016
「ウ・ヨンウ」脚本家が長編映画監督デビュー、原作は「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」 https://t.co/Q36iiertiP