丸山正樹による小説「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」がドラマ化。
本作は、仕事や家族を失い人生に迷う男性が、唯一の技能である手話を活かして「手話通訳士」になり、新たな人生のスタートを切る物語。殺人事件をめぐるミステリーとともにストーリーが展開する。草なぎは、ろう者の両親の間に生まれた耳が聴こえる子供、コーダ(Children of Deaf Adultsの略)である荒井尚人に扮した。
なお本作に登場する20名近いろう者、難聴者の役は、オーディションによって選ばれたろう者、難聴者の俳優が演じている。「岸辺露伴 ルーヴルへ行く」の
草なぎは「手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になる皆さんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!」とつづっている。丸山、渡辺、制作統括・伊藤学のコメントは下記の通り。
前・後編で構成される「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」は、NHK総合・BS4Kで2023年冬に放送。
※草なぎ剛のなぎは弓へんに前の旧字体、その下に刀が正式表記
草なぎ剛 コメント
今回、ろう者の方たちとご一緒させていただき、毎日、楽しい現場を共有しています。
手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になる皆さんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!
丸山正樹 コメント
この度、最高のスタッフ&キャストにより「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」が映像化されることが決まり、大変嬉(うれ)しく思っています。脚本を拝読し、素晴らしい作品になることを確信しています。
主演の草なぎ剛さんはもちろんのこと、信頼するろう者及びコーダの方に手話監修・指導をお願いすることができ、さらに「ろう者役はろう者俳優で」という当事者たちの長年の夢を実現できたこと、関係者の皆さんに心より感謝いたします。
渡辺一貴 コメント
昨年春、ろう者劇団の所属メンバー、映画や演劇への参加経験者から、演技経験はないがお芝居に興味のある方まで、老若男女多くのろう者の方にお集まりいただき、このドラマのためのオーディションを行いました。
驚きました。その表情の豊かさ、あたたかさ。表現の多彩さ、細やかさ。手話の「手」だけではなく、顔や全身を使った感情表現に圧倒されました。何よりも皆さんが「演じる」ことを心の底から楽しんでいる。こんなに楽しく、そして刺激的なオーディションは初めてでした。
この思いをぜひ皆さんにもお届けしたい。
いえ、お届けしなければいけない、と思っています。
伊藤学 コメント
生き方や境遇が違うわたし達は、一体どれだけ分かりあえるだろう。聴者同士でもコミュニケーションが難しい世の中で、聴者とろう者の隔たりはどれほどだろう。
その狭間で生まれ、もがく男の目線を通して、たくさんの気づきをお届けしたい。
そんな思いを持って、草なぎ剛さんをはじめ、多くの素晴らしいろう者俳優の皆さん、心強いスタッフと共に、日々楽しく撮影を行なっています。
このドラマを見て下さった方達の世界を見る目が、より豊かになればと願っています。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
草彅「今回、ろう者の方たちとご一緒させていただき、毎日、楽しい現場を共有しています。
手話の演技も初めてなので緊張しますが、ご覧になる皆さんが楽しめる作品になるよう、頑張ります!」/草なぎ剛主演で「デフ・ヴォイス 法廷の手話通訳士」ドラマ化、NHKで放送 https://t.co/jNWG6a1aZp