「空気人形」「ベイビー・ブローカー」などで知られる
同作は、ペ・ドゥナ主演の映画「私の少女」で長編監督デビューを飾った
物語の舞台は現代の韓国。ダンスが好きな明るい高校生・ソヒは、担任から紹介された大手通信会社の下請けのコールセンター運営会社で実習生として働き始めるが、劣悪な環境や指導役の自殺に神経をすり減らしていき、ある日、凍てつく貯水池で遺体となって発見される。刑事のユジンは彼女を自死に追いやった会社の労働環境を調べ、いくつもの根深い問題をはらんだ真実に迫っていく。ペ・ドゥナが事件の真相究明に執念を燃やすユジン、キム・シウンがソヒを演じた。
同作は2017年に韓国で起きた事件をモチーフに、2部構成で描かれた。ソヒがコールセンターで働く前半のパートは物語のベースになった事件が忠実に再現され、英題の「Next Sohee(次のソヒ)」が示す通り、ソヒのような犠牲者を二度と生み出すべきではないという願いを込めて作られた。ユジンが登場する後半はチョン・ジュリの創作で、韓国の労働問題を追及してきたジャーナリストらに触発され、ユジンのキャラクターを構築した。なお、チョン・ジュリは、当初からペ・ドゥナの起用を想定して脚本を書いたという。
「あしたの少女」は、東京・シネマート新宿ほか全国でロードショー。
ペ・ドゥナの映画作品
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すず @in_val_sz
「私の少女」監督の新作だから「あしたの少女」…
日本の配給会社のこういう極めて安直で思考停止な邦題は健在なのですね😑 https://t.co/GiveBBvE6e