「午前3時の無法地帯」で知られる
2020年6月からFEEL YOUNGで連載され、2022年には第13回ananマンガ大賞で準大賞に選出された原作。主人公は10年前に恋人と別れてから、恋愛とまったく縁のない日々を送る独身サラリーマン・向井悟だ。雰囲気よし、性格よし、仕事もできる向井は、10年ぶりに恋をしようと意気込むが、自分なりに全力を尽くすものの恋愛には発展せず、いつの間にか“恋愛迷子”になっていた。
男性が日テレ水曜ドラマで単独主演を務めるのは「世界一難しい恋」以来の約7年ぶり。ドラマ「せいせいするほど、愛してる」「恋はつづくよどこまでも」を手がけた渡邉真子が脚本を担当する。演出には
ドラマ化について、ねむようこは「ある日深夜のラジオでパーソナリティの男性が赤裸々に失恋の話をしていました。仕事では成功してどこからどう見ても立派な大人の35歳男性。なのに恋となるとこんなに無様なのかと、なんだか可笑しくて愛おしくて、次の漫画の主人公はこんな感じの男の人にしようと思いました。あの日の思いつきが今こんなところまで辿り着いてただただ恐縮しています。ドラマをご覧の皆様にも迷える向井くんを応援して頂けたら幸いです」とコメント。
赤楚は向井くんの人物像を「10年ぶりに恋愛をしてみると相手からは『優しいけど、この優しさはなんかちょっと違うな?』って思われちゃう、恋愛において迷子になってしまっている男の人です」と説明。さらに「男性である向井くん目線のラブストーリーですが、もちろん女性から見ても『こういう男の人いるよね』って思い当たったり、ちょっとしたセリフがリアルでグサッと刺さったり、性別を問わず楽しめる作品になっています」とアピールしている。
赤楚衛二 コメント
初の地上波GP帯の連続ドラマでの主演を務めさせていただくことになり、身の引き締まる思いです。
今回僕が演じさせていただく主人公の向井くんは、仕事もある程度キャリアを重ねていて、近くにいたらすごく頼りがいもあって、相談にのってくれそうないい人。でも10年ぶりに恋愛をしてみると相手からは「優しいけど、この優しさはなんかちょっと違うな?」って思われちゃう、恋愛において迷子になってしまっている男の人です。打ち合わせの時に「こういう人って結構いますよね」と、鈴木プロデューサーにお話ししたところ、「僕が全く一緒で……」と仰っていて。僕も含めて、男性はみんなどこかに向井くん的な部分があるんじゃないかなと思います。(笑)
この物語は男性である向井くん目線のラブストーリーですが、もちろん女性から見ても「こういう男の人いるよね」って思い当たったり、ちょっとしたセリフがリアルでグサッと刺さったり、性別を問わず楽しめる作品になっています。これから発表になっていく素敵なヒロインのみなさんに向井くんがどう翻弄されていくのか、僕自身も演じるのが楽しみです。ぜひ、第一話の放送を楽しみにお待ちください!
鈴木将大(日本テレビ)コメント
結婚だけが幸せじゃない時代の、恋愛のゴールとは…
ドラマにおける一世代前の恋愛、結婚できない男は、仕事はできるけど性格が…性格はいいけど仕事が…と、分かり易い欠点がありました。しかし向井くんは、ちょっとスペックが高い“普通”の男の子。
なのに恋が、結婚ができない。
空気を読む事に長けた僕達「向井くん世代」は、見られる事ばかり考えて、人をどう見るかを深く考えず大人になりました。そんな向井くんが、出会い方も、愛する対象も、幸せの形も、全てが多様化した時代にどのように人と向き合い、恋をして、どんな大人になっていくのか。
「人と向き合う」事の面倒くささや、楽しさ、そして向井くんの成長を描きます。
そんな向井くんには、「また間違えてるよ~」「違う違う!」「気持ちわかるわ…」「よく頑張った!」と応援したり、励ましたり、時に叱りたくもなる…誰からも愛されるキャラ。くるくる変わる表情でお芝居をされる赤楚衛二さんは僕の中で向井くんそのもので、「是非!向井くんとしてもがいてください」とオファーさせていただきました。女性主人公が多かった水曜ドラマで赤楚さんがどんな向井くんを演じてくれるのか、今からとても楽しみです!
結婚だけが幸せじゃない時代の、ラブストーリーのゴールとは…
向井くんらしい答えを出し、多くの人が前向きになれるドラマにしたいと思っています。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“ドラマ「せいせいするほど、愛してる」「恋はつづくよどこまでも」を手がけた渡邉真子が脚本を担当する。演出には草野翔吾、茂山佳則ら”/赤楚衛二がGP帯の連ドラ初主演、ねむようこ「こっち向いてよ向井くん」実写化 - 映画ナタリー https://t.co/0OzxJYMjlz