「古嶺街少年殺人事件」「ヤンヤン 夏の想い出」で知られる
本作は急速な西洋化と経済発展を遂げた1990年代の台北を舞台に、10人の男女の人間関係を2日半という凝縮された時間の中で描いた群像劇。会社を経営するモーリー、その会社で働く親友のチチ、チチの恋人で公務員として働くミン、彼らの同級生で舞台演出家のバーディらの恋愛模様を軸に、大都会で心に空虚感を抱えながら生きる若者たちの悩みや野望、混乱、そして喜びをつづる。原題は「獨立時代」。
映画は「パルプ・フィクション」が最高賞を獲得した1994年のカンヌ国際映画祭コンペティション部門に正式出品され、日本での初公開時、その内容からトレンディドラマになぞらえ「台北ラブ・ストーリー」とも宣伝された。権利関係の複雑さにより長らく劇場で上映されず、国内DVDも絶版となっていたが、近年になって台湾映画・メディア文化センターによる修復作業が行われ、2022年にヴェネツィア国際映画祭に4Kレストア版が出品された。このたび29年ぶりの劇場公開が決定。配給は2017年にリバイバルされた「古嶺街少年殺人事件」と同じビターズ・エンドが担当する。
第35回東京国際映画祭での上映時には「ドライブ・マイ・カー」で知られる
※「古嶺街少年殺人事件」の古は牛偏に古が正式表記
エドワード・ヤンの映画作品
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映画ナタリー「「エドワード・ヤンの恋愛時代」4Kレストア版が劇場公開」 https://t.co/l7DSSdwtUa 8/18より東京・TOHOシネマズ シャンテ、新宿武蔵野館ほかで公開。権利関係の複雑さのため長らく劇場で上映されていない作品。