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第73回ベルリン国際映画祭コンペティション部門で金熊賞を受賞した本作は、パリ・セーヌ川に浮かぶ船アダマン号に集う人々を追ったドキュメンタリー。アダマン号では精神疾患のある人々を無料で迎え入れ、創造的な活動を通じて社会と再びつながりを持てるようサポートしている。配給会社ロングライドが日仏共同製作として参加した。
映像内でフィリベールは、「金熊賞受賞は予期していなかったので、本当に驚きました。衝撃でした」と語る。さらに彼は「作品が今後、精神医療に与える影響にも期待しています」と伝えた。
なおこのたび、フィリベールのオフィシャルインタビューも到着。フィリベールはアダマン号について「スタッフも患者さんもみんな私服なので、誰が患者さんで誰がスタッフなのかも区別がつかないくらい」と述べ、「スタッフは、彼らの『勢い』を少し引き出そうとします。彼らを孤独から引き出して、世界とつながる手助けをするのです。アダマン号はそういう思想をもった場所です」と説明している。
「アダマン号に乗って」は4月28日より、東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開。
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「アダマン号に乗って」監督ニコラ・フィリベールが金熊賞受賞を語る「衝撃でした」
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