“インディペンデント映画の父”と称され、ジャン=リュック・ゴダール、マーティン・スコセッシ、ヴィム・ヴェンダース、ジム・ジャームッシュらから敬愛されたカサヴェテス。ハリウッドの商業主義に対抗し「自分の撮りたいものを撮る」という信念のもと制作した映画は「レディ・バード」のグレタ・ガーウィグ、「わたしは最悪。」のヨアキム・トリアーら気鋭の映画作家たちに影響を与えた。
今回の企画では、カサヴェテスの監督作11本の中から、6本が上映される。監督デビュー作「
この特集企画は、上映権の再取得が叶ったことで実現したもの。撮影監督・プロデューサーとしてカサヴェテスとタッグを組んだアル・ルーバンが2022年に死去したことから、その追悼とも言えるタイミングで行われる。ルーバンはカサヴェテスについて、かつて「私が知る限り、最も創造力に溢れたクリエイター」と語った。
なおオリジナルB3ポスター付の前売券(3回券)が、4月29日よりシアター・イメージフォーラムで販売される。
ジョン・カサヴェテス レトロスペクティヴ リプリーズ
2023年6月24日(土)~ 東京都 シアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開
<上映作品>
「アメリカの影」
「フェイシズ」
「こわれゆく女」
「チャイニーズ・ブッキーを殺した男」
「オープニング・ナイト」
「ラヴ・ストリームス」
アル・ルーバン コメント
日本の皆様、ジョン・カサヴェテス作品にようこそ。ジョンの作品はアメリカの中流社会の生活を、ユニークな視点で捉えながら、緊張感と時にはユーモアを交え、そして何より誠実に描いています。アメリカのメジャー作品とは違い、強い注意力が必要なので覚悟してください。自ら脚本を執筆し、自ら創り上げた世界の中で、彼が作り出した人たちの困難な挑戦を描くジョン・カサヴェテスは、私が知る限り、最も創造力に溢れたクリエイターです。
※2012年の特集上映「ジョン・カサヴェテスレトロスペクティヴ」開催時に寄せられたコメント
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