中国の3DCGアニメーション映画「
本作は、田舎に住む少年が中国の伝統芸能・獅子舞に出会い、貧弱な野良猫からライオン(獅子)へと成長していくさまを描く物語。獅子舞バトル競技会に挑む主人公チュンを花江、主人公と同じ名前の少女チュンを桜田が演じ、主人公チュンの親友・マオに山口が声を当てた。
映画の感想を問われた花江は「最初は日本のお正月に見るような獅子舞をイメージしていたので、面白くなるのかな?と思っていたんです。でも、実際は想像していたものと違って、躍動感があって鮮やかでダイナミックでした」と述べ、桜田も「獅子舞がそろった姿は圧巻でした!」と声を弾ませる。
山口は「中国アニメのレベルの高さには驚きました。映像がすごい」とたたえ、「マオ役をもらったときはまた猿か!と思って(笑)。ストーリーはカンフー映画に対するリスペクトもあったり、リズムがよくて収録していて楽しかったです」と笑みをこぼす。花江は「虐げられていたところからなんとか見返してやろうっていうスポ根的な要素があって。修行のシーンが濃密でした」と語った。
収録前に花江と顔を合わせたという桜田が「緊張してしまって。たくさん花江さんの作品を観ていたので、現実味がなさすぎて(笑)。花江さんには『楽しんでやってほしい』と言っていただきました」と振り返ると、花江は照れつつ「初めてお会いしたときは、クールビューティーな方だなって。でも何度かお会いしたら緊張していたんだなと気付きました」とほほえんだ。
イベント中盤には本作の物語にちなみ登壇者が「運命が変わった出会い」を語り合う場面も。花江は「雄獅少年/ライオン少年」との出会いを挙げ、「いい作品に出会ったと思っています。この作品には山寺宏一さんが師匠役で出ているんです。そこに役者として運命的なものを感じました」と述懐する。山口は憧れの存在である野沢雅子と師匠である肝付兼太との出会い、桜田は愛犬との出会いを運命の出会いとして紹介した。
最後に桜田は「何度も劇場で観てほしいです」と、山口は「温かい涙が流れる作品。自分の声優人生の中でもいい作品に出会えたと思っています」とコメント。花江は「観る人によって感情移入するところが違う、幅広い年代の人に観てもらえる作品だと思います」とアピールし、イベントの幕を引いた。なおイベント中には実際に獅子舞が登場し、会場を盛り上げた。
孫海鵬(ソン・ハイポン)が監督を務めた「雄獅少年」は、全国でロードショー。
すぎまる @sugimarco
花江夏樹が中国アニメ「雄獅少年」に“運命”感じる、山口勝平も「いい作品に出会えた」 https://t.co/oXfJjMNr0W