台湾ドラマの記録を打ち破ったNetflix「模仿犯」をプロデューサーが語る

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Netflixシリーズ「模仿犯」より、プロデューサーのフィル・タン(湯昇榮)とハンク・ツェン(曾瀚賢)のコメントが到着した。

Netflixシリーズ「模仿犯」ビジュアル (c)GrX

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宮部みゆきによるベストセラー小説「模倣犯」をもとにした本作の舞台は、1990年代の台湾。ウー・カンレン(呉慷仁)演じる検事のグォ・シャオチが大衆の関心を巧みに利用し、マスコミを翻弄する連続殺人犯を法廷に引きずり出すため奮闘する様子が描かれる。

瀚草文創(グリーナーグラスカルチャー)によってNetflixオリジナルの中国語ドラマとして制作された本作は、3月31日に配信がスタートすると、台湾、香港、シンガポール、タイ、ベトナムなどの地域でNetflix週間チャートの首位に輝き、4月10日時点でも世界25の国と地域でトップ10にランクイン。これまでの台湾ドラマの記録を打ち破り、視聴時間記録を積み上げている。

Netflixシリーズ「模仿犯」場面写真 (c)GrX

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プロデューサーのフィル・タンは「瀚草文創は韓国、ニュージーランド、ベトナムなどの国々と映像作品の制作に取り組み、現在の国際市場の傾向を理性的に判断しています。今回は中国語ドラマが初めてNetflixの世界の視聴者にアピールするということでもありますし、また自身への挑戦でもあります。『模仿犯』のストーリーと撮影クオリティがこのようにエリアを超え視聴者に訴求できたのは、台湾の映像制作環境全体が蓄積してきたことの結果です」と述べた。

Netflixシリーズ「模仿犯」場面写真 (c)GrX

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またプロデューサーのハンク・ツェンは制作にあたり脚本開発や語り口の調整に注力。ストーリーラインや撮影手法、物語の構造分析に重点を置き、国際的な高水準のドラマを目指した。ハンク・ツェンは「『模倣犯』は多言語での吹き替えが行われ、言語や文化の違いを超え、異なる国や地域で人々の共感を生み出しています」と語っている。

「WAVE MAKERS ~選挙の人々~」場面写真 (c)DaMou Entertainment

「WAVE MAKERS ~選挙の人々~」場面写真 (c)DaMou Entertainment[拡大]

台湾・文化部のもとで台湾クリエイティブ・コンテンツ・エイジェンシー(TAICCA)が創設され、近年、映画やドラマなど文化コンテンツの海外発信に力を入れている台湾。今後はドラマシリーズ「WAVE MAKERS ~選挙の人々~」や「乩身(原題)」がNetflixに登場する予定だ。台湾初の政治幕僚職場ドラマである「WAVE MAKERS ~選挙の人々~」は若手幕僚たちが生活と選挙の間で葛藤しながらも、候補者を後押しする様子を映す物語。星子の同名ベストセラー小説を映像化した「乩身」は、台湾の伝統的な信仰と現代ファンタジーが融合された作品となる。

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