あるノーベル文学賞作家の“遺灰”の旅を描いた本作。1934年にノーベル文学賞を受賞した文豪ルイジ・ピランデッロは死に際し、「自身の灰は故郷シチリアに」と遺言を残す。しかし時の独裁者ムッソリーニは、作家の遺灰をその名誉を利用するためにローマに留めおいた。戦後、彼の遺灰が入ったつぼがシチリアへと帰還することに。シチリア島の特使がその務めを命じられるが、アメリカ軍の飛行機に搭乗拒否されたり、つぼがどこかへ消えたりと、次々にトラブルに見舞われる。
YouTubeで公開された予告編には、人々が遺灰をめぐって右往左往する様子を収録。映像のラストには、エピローグとなるピランデッロの遺作短編「釘」のカットも登場する。
「遺灰は語る」は6月23日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。
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文豪の遺灰をめぐって右往左往、パオロ・タヴィアーニ監督作「遺灰は語る」予告解禁 - 映画ナタリー https://t.co/aW2ByKotK6