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本作は、日本映画製作チームと世界の自然科学研究者が連携して、さまざまな“良い日”に生きる人々の物語を映画で伝えるプロジェクト「YOIHI PROJECT」の劇場映画第1弾作品。江戸時代末期を舞台に、寺子屋で読み書きを教えているおきく、紙屑拾いの中次、下肥買いの矢亮が心を通わせていくさまが描かれる。おきくを黒木、中次を寛一郎、矢亮を池松、おきくの父・源兵衛を佐藤が演じた。
「YOIHI PROJECT」の発起人である原田は「環境問題の部分が頭でっかちにならないよう、人間のドラマもちゃんと描いていく。わかりやすくシンプルに(本作に込めた)メッセージが伝わるように意識しました」と語る。阪本は「(原田に)循環型社会というテーマを背負った、“うんこ”ならやりますと伝えました。最初は『江戸のうんこ』というタイトルだったんですが、(黒木)華ちゃんを迎えることになってすぐに取りやめました」と明かし、「うんこだけがテーマではありませんから、淡い恋愛も含めた娯楽作品として“クソ”真面目に撮りました」と述べて笑いを誘う。
黒木は本作について「うんちの話ではありますが、すごくロマンチックな青春ものになっています。映画を愛しているスタッフ、キャストが集まって3年かけて作った映画です。何か伝わるものがあったらうれしいです」とコメント。撮影時の印象的なエピソードを聞かれた池松は「うんこが体にかかるシーンが多かったので、寛一郎と撮影終わりにお風呂でうんこを洗い流す日々でした」と述懐する。寛一郎も「ちょっと臭いんですよね。発酵させているので、嫌な臭いがするんです」と続けた。
息子の寛一郎と並んでステージに上がった佐藤は「ちょっと恥ずかしい」と照れる。命の循環を描いた本作にちなんで「100年後も残っていてほしいものは?」とMCが登壇者に質問すると、寛一郎は「DNA」と回答。「横に父がいるのであれですが、この忌々しいふざけた佐藤家のDNAを100年後に残せるようがんばりたい」と続けた寛一郎を、佐藤は「こらっ!!」と茶目っ気たっぷりに叱っていた。
「せかいのおきく」は4月28日より全国でロードショー。
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Completion event of new movie "Sekai no Okiku" at Theatre Shinjuku on 5 Apr 2023 - Kuroki Haru, Kanichiro, Ikematsu Sousuke & Sato Koichi; showing from 28 Apr 2023
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