「クズとブスとゲス」「東京プレイボーイクラブ」で知られる
いじめられている高校生とその母、そしてマンガ家とその恋人の物語が交錯して生まれる悲劇を描く本作。母はアルバイト先の同僚に「息子がいじめられているので相談に乗ってほしい」と頼む。一方、合コンで出会った劇団員の女性と同棲していたマンガ家のもとには、昔の恋人から電話が来るのだった。
YouTubeでは特報が公開中。なお本作は、奥田のデビュー作と同名タイトルとなっている。
市山尚三(東京国際映画祭 プログラミング・ディレクター)コメント
バイオレンスとラブロマンス、一見関連性のない二つのストーリーが奇跡的に融合する「青春墓場」は奥田庸介の特異な才能が開花した驚くべき傑作だ。
神谷直希(東京フィルメックス プログラミング・ディレクター)コメント
それを観たら、それまでの自分ではいられなくなるような映画。奥田庸介は、そんな映画を生み出すことができる、数少ない映画作家の一人だ。「青春墓場」のような映画に相対すれば、観る方も無傷ではいられないかもしれないが、それが映画を観るということであり、アートに触れるということなのだろうと思う。
髭野 純🚶♂️ @jhfilms_
奥田庸介監督『青春墓場』、時代を突き刺す傑作です。7月8日(土)よりユーロスペースほかロードショー。 https://t.co/86u8Fv8F0b