ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーによる「ペトラ・フォン・カントの苦い涙」をオゾンが現代風にアレンジした本作。著名な映画監督ピーター・フォン・カントが、一目惚れした俳優志望の青年アミールに翻弄されるさまが描かれる。ピーターを
このたびYouTubeで公開された映像には、ピーターとアミールが見つめ合ってグラスを鳴らす様子や、正気を失ったピーターが部屋の物を投げつける姿が映し出される。新場面写真は、壁じゅうにアミールの写真が貼られた部屋にもたれかかるピーターなどが解禁された。
主要キャストが並ぶ日本版のポスタービジュアルは、グラフィックデザイナーの大島依提亜がデザインを手がけた。大島は「これまでの監督としての経験とキャリアだからこそのオゾンの成熟ぶりは──技術やテーマ性、全てにおいて──目を見張るばかりで、その辺も存分に堪能頂けるかと思います」とコメントしている。
「苦い涙」は6月2日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開される。
大島依提亜 コメント
実はフランソワ・オゾンの作品の日本版デザインを担当するのもかれこれ5作目。
最初に担当した初期の傑作「焼け石に水」と同じく、今回の「苦い涙」はファスビンダーの戯曲が原案と、さらに縁を感じますが、
お洒落で(珠玉の70sインテリアや衣装の数々に悶絶!)妙に可笑しい作風も、どこか「焼け石に水」と共通して、一見すると原点回帰ともいえます。
しかし!これまでの監督としての経験とキャリアだからこそのオゾンの成熟ぶりは──技術やテーマ性、全てにおいて──目を見張るばかりで、その辺も存分に堪能頂けるかと思います。
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映画監督が恋に翻弄される「苦い涙」予告公開、ポスターデザインは大島依提亜 - ナタリー
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