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本作では、歌でしか思いを伝えられない孤独なワニのライルが、同じく孤独を抱えた少年・ジョシュと心を通わせていくさまが描かれる。大泉がライル、石丸がショーマンであるヘクター、水樹がジョシュの母ミセス・プリムに声を当てた。
大泉は「曲を作っているのは『グレイテスト・ショーマン』『ラ・ラ・ランド』のチーム。やるっきゃない、やりたい!という気持ちでした。去年の夏ぐらいから練習して挑んだお仕事。こんなに完成が楽しみな映画も久しぶりで、できあがったものを観たときは感無量でしたね」と笑みをこぼす。そして「本国版のライルは
石丸がヘクターを演じたハビエル・バルデムに触れつつ「プレッシャーでしたね。でも歌っているうちに楽しくなってきて、オーディションで勝ち取りたいと思いました。僕のときは日本語で歌いましたね」と振り返ると、大泉は「じゃあ、俺のときも用意しろよ!(笑)」とスタッフに抗議する。そんな大泉の声について石丸が「チャーミング。子供のライルにも声を当てていて、こんな声出るんだ!って」と目を丸くすると、水樹も「そうなんですよ! キュートでハイトーンで」と声を弾ませる。それを横で聞いていた大泉は「マイケル・ジャクソンのモノマネしてなかったらあの声は出なかったですね。だんだんショーン・メンデスに腹立ってくるんですよ。なんでこんな高いキーで歌うんだ!って」とぼやき、「日本語にできない曲があって、劇中の英語の歌も全部私が歌ってますからね。ショーンがノリで歌っているところに合わせるのがめちゃくちゃ難しかった」と思い返した。
大泉の歌声は本国スタッフからも絶賛されているそうで、大泉は「『Yoの歌声はスウィートでエモーショナルで、見事に期待を超えてくれた。ただ、年齢はショーンと違うけど』って若干いじってきたんですよ(笑)。スタッフもプロフィール見て、49歳!? なんでJAPANはこんなおっさん連れてきたの?って思ったんじゃない」と裏話を明かし、会場に爆笑を起こす。
イベント中盤には本作の楽曲を手がけたベンジ・パセック、ジャスティン・ポールのメッセージが読み上げられる一幕も。水樹には「Nanaの歌は楽しさにあふれていて、刺激的」と、石丸には「Kanjiの力強い歌は、どこか人を虜にする魅力があり、陽気なヘクターのキャラクターを見事に表現してくれました」という言葉が贈られた。そして大泉には「Yo、あなたの歌声は、ライルの歌に温かさと優しさをもたらしてくれました」「確かに年齢はショーンと違うけど」というメッセージが届き、再び会場は笑いに包まれる。大泉は喜びつつ「パセック&ポールも年齢をいじってきてるじゃない!」と笑っていた。
最後に水樹は「見終わったあとにハッピーな気持ちになる作品になっています」と、石丸は「帰りにはテーマソングを歌いたくなる映画です」とアピール。大泉は「登場人物が抱えているコンプレックスだったりが、少しずつほどけていく映画。ほろっと涙が出る不思議な作品です。字幕版もいいので、ショーン・メンデスの歌声も楽しんでいただければ」と呼びかけ、イベントの幕を引いた。
「シング・フォー・ミー、ライル」は3月24日より全国ロードショー。
みわみわ a.k.a. みわさん @miwamiwa_34567
旦那向け。大泉さんが歌う映画の参考記事。
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