「愛しのダディー殺害計画」を手がけた
本作の主人公は“触れられること”に飢えた青年ペリー。幼い頃の母との関係が影響して恋人にも心を開けず、仕事を転々としていた彼が、食堂の裏の仕事を始めたことを機にあることに気付く様子が描かれる。
ペリーを演じたのは「ヴィニルと烏」で監督・主演を務めた
YouTubeでは予告編が公開中。イリエと横田から届いたコメントは以下に掲載した。
イリエナナコ コメント
「触れる」というのは一瞬のことです。誰かにずっと触れていることはもちろんできない。でも、触れた、触れるのを受け入れられたという“肯定”の記憶は、蔦のように静かに育って、私たちの心が落ちそうになった時にたしかに支えてくれるものだと思います。
この作品は、青年ペリーをめぐる小さな物語です。ペリーだけでなく、作品を観てくれた誰かに、何かが欠けた自分に毎日失望しながら生きている誰かに、柔らかく触れる作品であれたら、と祈ります。
横田光亮 コメント
昨日は月に一回の埋め立てゴミの日でした。
絶対使わないのに何故か捨てられないものってありますよね。
たとえ捨てたとしても少しわだかまりがあれば、それは心の中に捨てられないまま蓄積していきます。
そして創造物は常に心の中の捨てられないものとの対話と発散だと思います。
もちろん創造物に限らず日々を生きる皆さんにも同様に訪れる瞬間があり、その度に苦悩して、立ち止まって振り返ってをどうしようもなく繰り返してしまう、そんな時に触れて欲しいと思うのが、様々な創造物です。
その一つがこの映画になってくれたらと思います。
月に一回、捨てきれない「心のわだかまり」に触れる日。
今日はあの辛い日々から一番遠い日かもしれません。
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