中国ドラマ「清越坊の女たち~当家主母~」のDVDリリースを記念し、
本作は、伝統織物・緙絲(こくし)を支える女性たちの姿を描く時代劇。織物名家・任家の跡取り任雪堂(じんせつどう)の正妻である沈翠喜(しんすいき)と妾の曽宝琴(そほうきん)が、対立しながらも任家を守るため手を取り合っていくさまがつづられる。ジアン・チンチンが沈翠喜を演じ、没落した名家の令嬢・曽宝琴にヤン・ロンが扮した。
ヤン・ロンは沈翠喜と曽宝琴の関係について「幼い頃はよい友達でいましたが、長じて任雪堂との関係が発展していくにつれ、対立関係となってしまいます。でも、男性や恋愛といった要素を除けば、この2人の女性は互いに認め合い、互いに高め合い、心で通じ合えるのです」と述懐。「例えば、沈翠喜は任家が曽宝琴に用意した閉ざされた住まいにあえて裏口を設け、曽宝琴は沈翠喜が自分を見失っているときに彼女が自分の本当の気持ちに気付けるよう手助けをします。つまり、彼女たちの間には恋だの愛だのを超える女性同士の友情が存在するのです。女性たちの間には必ずしも争いや嫉妬だけがあるのではありません。彼女たちは手を携えてともに歩み、互いに助け合うことができるのです」と語った。
またヤン・ロンは「あの時代に本当に曽宝琴のような女性がいたなら、とても偉大で立派だと思います。封建社会においては大部分の女性が不公平な待遇を強いられていて、曽宝琴や沈翠喜のような女性は少数でした」と言い、「現在の社会を考えてみると、現代女性は幸福だといえます。私たちは大胆に自分の理想を語ることができますし、大胆に理想を追求し行動に移すこともできます」と述べる。
最後にヤン・ロンは日本の視聴者に対して「本作は心を込めて作られた非常に丁寧な作品で、任家を中心に緙絲の匠について描いた物語です。このドラマを通してより多くの人に緙絲という伝統工芸に注目していただきたいです。さらに、あの時代に自分を貫いた人々の生き生きとした姿を観ていただきたいです」とメッセージを送った。
全35話の「清越坊の女たち~当家主母~」DVD-SET1、2、3は販売中。本作はU-NEXTにて独占先行配信されている。現在YouTubeでは第1回が特別公開中だ。
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