親ロシア派に殺害されたドキュメンタリー作家が撮影「マリウポリ 7日間の記録」公開

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2022年の第75回カンヌ国際映画祭でドキュメンタリー審査員特別賞を受賞した「Mariupolis 2」が、「マリウポリ 7日間の記録」の邦題で4月15日より東京のシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開される。

「マリウポリ 7日間の記録」ポスタービジュアル

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マンタス・クヴェダラヴィチウス

マンタス・クヴェダラヴィチウス[拡大]

2022年2月24日に始まったロシア軍の侵攻により、街が廃墟と化したウクライナ東部ドンバス地方のマリウポリ。リトアニア出身で、人類学者からドキュメンタリー作家に転身したマンタス・クヴェダラヴィチウスは、2016年にすでにマウリポリを訪れ、同地の人々の営みを記録した「Mariupolis」を発表し、高い評価を得ていた。

「マリウポリ 7日間の記録」場面写真

「マリウポリ 7日間の記録」場面写真[拡大]

その続編ともいうべき「マリウポリ 7日間の記録」で、クヴェダラヴィチウスは侵攻間もない3月に現地入りし、破壊を免れた教会に避難している数十人の市民と生活をともにしながら撮影を開始。死と隣り合わせの悲惨な状況下でも、普通の会話を交わし、助け合って暮らす住民たちの姿を捉えた。しかし3月30日、現地の親ロシア分離派勢力に拘束され、殺害されてしまう。監督のフィアンセでもある助監督の手によって撮影素材は確保され、遺体とともに帰国。クヴェダラヴィチウスの遺志を継ぎ製作チームが完成させた作品は、直ちにカンヌ国際映画祭で特別上映された。

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(c)2022 EXTIMACY FILMS, STUDIO ULJANA KIM, EASY RIDERS FILMS, TWENTY TWENTY VISION

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