失われたフィルムをめぐる旅で知った真実とは、イ・ジョンウン主演「オマージュ」予告

「パラサイト 半地下の家族」などで知られるイ・ジョンウンが主演を務めた「オマージュ」の予告、場面写真が到着した。

本作はヒット作に恵まれない映画監督のジワンが、1960年代に活動した監督ホン・ジェウォンが残した映画「女判事」の欠落した音声を吹き込むという仕事を引き受けることから始まる物語。ジワンはフィルムの一部が失われていることに気付き、ジェウォンの家族や関係者のもとを訪ね、真相を探っていく。ジワンをイ・ジョンウン、ジワンの夫をクォン・ヘヒョ、息子をタン・ジュンサンが演じた。

YouTubeで公開された予告は、息子から「母さんの映画つまんない」と酷評されたジワンが 「女判事」の修復作業に関わることになる場面から始まる。検閲でカットされたシーンがあることを知り、失われたフィルムを探す旅に出たジワンは、かつて映画の編集に携わっていたという女性から、映画業界で女性が活躍することが困難だった時代の話を聞く。ラストには「映画を愛するすべての人へ」「かつて輝きながら消えていった者たちへ」というコピーが収められた。

「マドンナ」「ガラスの庭園」のシン・スウォンが監督を務めた「オマージュ」は3月10日より東京・ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で順次公開。