1988年から1996年にかけて雑誌モーニングで連載され、紙・電子合わせて累計発行部数3200万部を誇る原作。日本初の原子力潜水艦の艦長に任命された海江田四郎が、理想とする世界の実現へ向けて、乗員76人を伴い逃亡を図ることから動き出す物語で、核戦争や国際政治、世界平和といったさまざまな問題が盛り込まれた。
原作の大ファンという大沢が海江田役で主演。自らプロデューサーも務め、防衛省・海上自衛隊との協力体制の構築や、かわぐちへの企画プレゼンも行った。撮影では海上自衛隊・潜水艦部隊の協力を得て、日本で初めて実際の潜水艦を使用。リアルな艦体とVFX技術を融合した海中アクションが展開されるという。
Prime Videoが日本で劇場公開用の映画を製作するのは本作が初めて。制作は「キングダム」や「銀魂」シリーズなどを手がけるクレデウスが担う。YouTubeではティザー映像が公開中。大沢をはじめとした関係者のコメントは下記に掲載した。
大沢たかお コメント
30年という時空を超えて、実写化不可能と語られ続けた伝説のコミック「沈黙の艦隊」を、今年ついに実写化させていただくことになりました。かわぐちかいじ先生、そして全ての関係者の皆様に心から感謝申し上げます。
日本初の原子力潜水艦を奪い逃亡、そして核という脅威を武器に世界と対峙する主人公「海江田四郎」を演じさせていただきます。
世界中が大きな変化の波に突入した、この令和という時代。今を生きる全ての人に観ていただきたく、最高のスタッフ、キャストが集結し只今撮影真っ最中です。9月29日の出港まで今しばらくお待ちください!!
かわぐちかいじ コメント
大沢さんを中心とした俳優陣と撮影スタッフたちが、一丸となってこの作品に挑んでいる姿を現場で拝見しました。
30年以上前に生み出したこの艦を、ふたたび世界へと航行させるために、彼らクルーたちを頼りにしています。
吉野耕平 コメント
原作者のかわぐち先生をはじめ、多くの方々が積み重ねてきた想いを少しでもスクリーンへと届けられるようにチーム一丸となって制作を続けています。暗い海の中の熱い物語を、是非劇場の暗がりの中で体感していただければと思います。
松橋真三(プロデューサー)コメント
連載で原作を読んでいた当初から、常に心に留まり続けてきた物語でしたが、今ほど、実写化せねばならないと思ったことはありません。エンターテインメントを作る者として、日本に、世界に、いま届けたい驚きと感動があります。想いを同じくする仲間、日本の映像技術、エンタメの多様性、自身の経験。運良く、然るべきときに全ての条件が整いました。
早川敬之(Prime Video 日本オリジナルコンテンツ製作責任者)コメント
かわぐち先生の代表作の一つである「沈黙の艦隊」の実写化を弊社に託していただき、大沢さん、松橋さんという日本のエンターテインメント界が誇るクリエイターの皆様とタッグを組んで日本のAmazonスタジオチーム史上最大のプロジェクトを実現できることを心より感謝しています。衝撃と迫力に満ちた本作をお客様にお届けできることを楽しみにしています。
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大沢たかお主演で「沈黙の艦隊」が実写映画化、監督は「ハケンアニメ!」の吉野耕平(ティザー映像あり / コメントあり) https://t.co/dVk3m66KDP