ルパンの次なるコラボはアンパンマン？栗田貫一が戸田恵子の前で宣言

Amazon Original「ルパン三世 VS キャッツ・アイ」のジャパンプレミア試写会が本日1月24日に東京・TOHOシネマズ 六本木ヒルズで行われ、声優キャストの栗田貫一、戸田恵子、監督を務めた瀬下寛之が登壇した。

本作は「ルパン三世」のアニメ化50周年、「キャッツ・アイ」原作開始40周年を記念した長編コラボアニメーション。キャッツアイの父が遺した「三枚の絵」を軸に、絵を狙う泥棒ルパン三世と怪盗三姉妹キャッツアイの夢の対決が繰り広げられる。栗田がルパン、戸田が三姉妹の次女・瞳に声を当て、アニメ映画「GODZILLA」3部作で知られる瀬下と静野孔文が共同で監督を務めた。

「名探偵コナン」に続いて「キャッツ・アイ」とコラボした「ルパン三世」。栗田は「コナンがあるなら、絶対キャッツ・アイが来るとは予想してました。うちの（峰）不二子ちゃんの絵面が三姉妹と並んでも遜色がない。ちょっとコナンの中にいると（世界観が）違う？と思ったことがないわけじゃないので……」と笑い、「いずれはアンパンマンの中に入ろうと思ってます。それは最後の砦」と、戸田が長年声優を担う「それいけ！アンパンマン」との次なるコラボを願った。

2019年2月に公開された、同じく北条司原作の「劇場版シティーハンター <新宿プライベート・アイズ>」でキャッツ・アイの声優として復活を果たしていた戸田は「そのときも、かなりひっくり返りました。今回は『ルパン三世』というビッグタイトルとのコラボで、再びのけぞった感じはある。40年近く経ってるのに、また私たちを起用していただいて、感謝の一言です」と再演を喜ぶ。不二子とキャッツ・アイのバトルを予想していたという栗田が「4人の戦いをおじさんが遠目で見ているのをイメージしてたんですけど、実はあまり戦ってない。僕の中では予想を裏切られた」と話すと、瀬下は「まさに、そういうプロットを考えていた」と告白。「ある事件で不二子がぼろぼろになって、泪（るい）姉さんが『替えのレオタードならあるわよ』と。不二子と三姉妹がレオタードを着て並ぶシーンを作ったんですけど、収拾がつかなくなってプロットを変更したんです。この4人の“最強感”を見てみたかったんですが、うまくまとまらなかった」と裏話を披露した。

イベント中盤にはシークレットゲストとして森三中が登壇。村上知子、大島美幸、黒沢かずこの3人は青、紫、オレンジのレオタードを着て登場し、「BIG」のCM以来、12年ぶりにキャッツアイ姿を披露した。

最後に栗田は「ルパンとキャッツさんたちがうまく駆け引きをして、いい人生ドラマになった感じもあるし、ちょっとメランコリーな空気もある。こんなふうにまとまるとは」と感想を吐露。戸田は長女・泪のオリジナルキャストで、2018年12月に死去した藤田淑子の名前を挙げ「『劇場版シティーハンター』のときは私が瞳と泪姉さんの1人2役だったんですが、今回は深見梨加さんがお姉ちゃんの声をやってくださって。実に見事で心から感謝をしております。いろんな思いがあるキャッツ・アイを再び演じることができて、そしてルパンとコラボすることができて、幸せいっぱいです」と話しながら「物語は多少、愛ちゃんにジェラシーを感じる意外な展開。最初はとてもびっくりしつつ、ハートウォーミングで、ルパンに心を奪われました」とアピールした。

「ルパン三世 VS キャッツ・アイ」は1月27日よりPrime Videoで世界独占配信。