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本作は、結婚式前夜に開かれたサプライズパーティの帰り道、酒に酔ってマンホールに落ちた男・川村俊介が主人公のワンシチュエーションスリラー。第73回ベルリン国際映画祭のベルリナーレ・スペシャル部門への出品が決まっている。
川村役の中島は幅1.5m・高さ約8mのマンホールから脱出するため孤軍奮闘する役どころだったが「やっていくうちに熊切さんのアイデアにブーストがかかり、クリエイティビティが際限なく広がっていった。脚本の面白さがさらに膨らんで、僕1人でもマンホールの中で画を持たせることができたと思います」と手応えのぞかせる。マンホールの中での撮影は、想像以上に狭く肉体的な苦労もあったそう。「まだ寒かった時期で雨のシーンもあったので、本当に体をブルブルと震わせながら。その姿がそのまま映画に使われています」と明かした。
川村からのヘルプの電話に対応する元恋人・舞役の奈緒は「ワンシチュエーションで展開するので、それを観ている私たちも同じ気持ちになる。感情がリンクするからこそ驚く瞬間もあって、予想できなかった展開の連続でハラハラ。日本であまり見たことのない、面白い映画ができました」と胸を張る。熊切は「いかにバリエーションを作って物語の起伏を作るのかをいつも以上に考えました。マンホールという制限のある中でどれだけ無茶ができるのか挑戦しました」と演出面でのこだわりに触れた。
作品の内容にちなんで「実際に穴に落ちたら誰に助けを求める?」という質問には、中島は「現実的に考えたらチーフマネージャー。明日の仕事の関係とかもあると思うし」と答え、「そのあとは(Hey! Say! JUMPの)メンバー全員が見られるグループチャットにメッセージを送る。でもスタンプとかで茶化して、最初は取り合ってもらえなさそう」と予想。そして穴に落ちたときの必須アイテムとして「スマホ」を挙げ、「グループのSNSアカウントもあるので、それをうまく使えばこの会場にいるファンの方は助けてくれるはず。絶対に助けてくれますよね!?」と観客に確認した。
さらに2023年の抱負を“穴”にちなんだ言葉で発表する企画も。熊切が「穴のない脚本作り」、奈緒が「スケジュールの穴を大切に過ごす」と答える中、中島は「アナーキーな役をやりたい!」とダジャレで回答。中島は「すげえ恥ずかしい!」と赤面しながらも「30歳になる年にようやくダークな役もできるようになってきたので、もっとぶっ飛んだ、例えば『ジョーカー』のような役にチャレンジできる俳優になりたい」と宣言する。最後に本作について「斬新なタイトル、斬新なプロジェクトでスタッフさんたちもいい意味でクレイジー。今、日本でもっとも尖っている映画だと思うので、マンホールという狭い空間に入ったかのような没入感を体験してもらえたら。この映画を観た方は僕らの共犯者ということで、ネタバレせずにこの映画を一緒に盛り上げてください!」と呼びかけた。
「#マンホール」は2月10日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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#HeySayJUMP #中島裕翔 、マンホールの撮影でブルブル「そのまま映画に使われてます」 - 映画ナタリー
「#マンホール」は2月10日より東京・TOHOシネマズ 日比谷ほか全国でロードショー。
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