恵比寿映像祭でジョナス・メカスや井口奈己を特集、東京国際ろう映画祭とのコラボも

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「恵比寿映像祭2023」が2月3日から19日にかけて東京・恵比寿の東京都写真美術館ほかで開催。昨年生誕100年を迎えたジョナス・メカスや、「人のセックスを笑うな」で知られる井口奈己の特集が行われる。

「恵比寿映像祭2023」メインビジュアル

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15回目を迎える今回は「テクノロジー?」を総合テーマに、時代ごとに変わっていくアートと映像技術の関わりを考察し、多種多様な映像表現とテクノロジーにあふれた現代を考える「恵比寿映像祭2023」。今回は、審査員によって選出されたアーティストが参加する「コミッション・プロジェクト」が新設された。荒木悠、葉山嶺、キム・インスク、大木裕之が「映像とは何か」を軸にそれぞれの新作を発表する。

「アンディ・ウォーホルの授賞式」場面写真

「アンディ・ウォーホルの授賞式」場面写真[拡大]

「犬猫(8mm)」場面写真 (c)ナミノリプロ

「犬猫(8mm)」場面写真 (c)ナミノリプロ[拡大]

メカスの上映プログラムでは、「カメラを持った遊歩者(フラヌール)」など3つの章立てで新しい角度からアプローチ。メカスら多くの前衛映画作家に多大な影響を与えたマリー・メンケンの5つの短編も上映される。井口の特集では、コロナ禍の2020年12月に開催された「こども映画教室」を記録したドキュメンタリー「こどもが映画をつくるとき」をはじめ、初監督作の「犬猫(8mm)」、音楽短編映画「だれかが歌ってる」がラインナップに並んだ。

「Ai (Love)」場面写真

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「LISTEN リッスン」場面写真(c)deafbirdproduction 2016

「LISTEN リッスン」場面写真(c)deafbirdproduction 2016[拡大]

さらに、2022年7月31日に死去した日本の実験映像の草分け・飯村隆彦の「Ai (Love)」など11作を一挙上映。「東京国際ろう映画祭―視覚の知性2023」では、ろう者たちが無音の状態から“音楽”を作り出す実験的映像詩「LISTEN リッスン」、ろうの映画監督・深川勝三が1970年代の東京を舞台にサイレントで紡いだ人間ドラマ「たき火」など4作品が紹介される。

このほかの上映作品やイベント、スケジュールなどの詳細は公式サイトで確認を。上映プログラムの前売り券は1月20日0時から販売される。

恵比寿映像祭2023「テクノロジー?」

2023年2月3日(金)~19日(日)東京都 東京都写真美術館、恵比寿ガーデンプレイス センター広場、地域連携各所ほか
時間:10:00~20:00 ※最終日は18:00まで
料金:入場無料 ※上映プログラムは有料

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