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池井戸潤の同名小説をもとにした本作は、映画独自のキャラクターが登場する完全オリジナルストーリー。阿部扮する東京第一銀行長原支店のベテランお客様係・西木雅博が、“メガバンクから10億円が消える”という事件の裏側を探っていくうちに、ある事実にたどり着くさまが描かれる。
約1年3カ月前に撮影したということで、阿部は「なかなかお会いできる機会がなかったので本当に久しぶりですね。明けましておめでとうございます」と登壇者たちにお辞儀していく。玉森も共演者たちを見回しながら「この世界観の中に入れて、一緒にお芝居できたので感動的な時間でした」と振り返った。
“大暴露エンタテインメント”をうたう本作。舞台挨拶では、キャッチコピーの「金か、魂か。」にちなみ「◯◯か、××か。」の形式で、登壇者たちが自身にとっての究極の選択を発表することに。トップバッターの阿部が「まずは軽めに……」と披露したのは「ロフトかハンズか」。阿部が「文具ならロフト、とかね」と言えば、上戸は「嘘ー! 文具ならハンズじゃないですか?」と言い返し、ひと盛り上がりしたのち阿部は「そうそう、こういうのやりたかった!」と上機嫌ぶりをのぞかせる。
続いて上戸は「雑炊かうどんか」と答え、玉森は「一生下着脱げないか、一生靴下脱げない」と書いたフリップをおずおずと見せ、周囲の戸惑いを察しながら「僕、答えの“質”違いますか?」と苦笑い。ユニークな回答が続いたのち、柳葉は「お前らさあ、もうちょっと真面目にやろうよ」という頼もしい言葉とともに「表か裏か」という2択を投げかける。「世の中、表と裏がつきものだからな。それがこの映画のいいところなんだよ」と柳葉が語ると、共演者たちは「深い!」と称賛した。
その後も「麺大盛かライスか」「風呂かビールか」といった回答が続く中、柄本は「生きるべきか死ぬべきか」と「ハムレット」のセリフを引用。“シャイロック”がウィリアム・シェイクスピアの戯曲「ヴェニスの商人」の登場人物であることに絡めた回答に、一同は感心した反応を示す。
また本木は「コンゲームか人間ドラマか」と本作について表現し、「僕はこの映画を人間ドラマだと捉えていたけど、池井戸さんに『コンゲーム(だまし合い)のエンタテインメントだよ』と言われてしまいました(笑)」と告白。上戸は「池井戸さんはもう4回この作品を観てくださったそうです。いろいろな角度から楽しめる作品なので、皆さんも何回も観ていただけたらうれしいです!」とアピールする。阿部も「先輩たちから『表か裏か』『生きるべきか死ぬべきか』という答えが出て、さすがですね。反省しています」と苦笑し、「固い話かなと思われるかもしれませんが、見やすくてわかりやすい作品になっています。ぜひ楽しんでください」と呼びかけた。
「シャイロックの子供たち」は2月17日より全国ロードショー。
※動画は現在非公開です。
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Completion event of new movie "Shylock no kodomotachi" at Marunouchi Picadilly on 10 Jan 2023 - Abe Sadao, Ueto Aya, Tamamori Yuuta, Yanagiba Toshiro, Sugimoto Tetta, Sato Ryuta, Emoto Akira & Sasaki Kuranosuke; showing from 17 Feb 2023
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