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本作はフジテレビ系ドラマ「イチケイのカラス」の劇場版。自由奔放で型破りな裁判官・入間みちおが、イチケイこと東京地方裁判所第3支部第1刑事部を去ってから2年後の物語が描かれる。みちおを竹野内、他職経験制度で裁判官から弁護士になった坂間千鶴を黒木が演じた。
竹野内は本作について「こうして豪華なキャストの方々がそろうと、本当にぜいたくな映画ができたんだなと実感しています。連続ドラマの撮影中は映画化されるとは思っていなかったのですが、応援してくださった多くのファンの方々のおかげで映画化することができました。本当にありがとうございます」と述べ、黒木は「ドラマよりさらにパワーアップしたみちおさんや坂間が観れると思うので、ぜひ楽しんでいただけたら」と挨拶する。
部長裁判官・駒沢義男役の小日向は「ドラマのとき、田中監督のもと1話、2話と(撮影に)時間が掛かり本当に大変でした。この先どうなるんだろうと、正直うんざりするくらい(笑)。映画化の話を聞いたとき、うれしい反面、また田中監督のあの現場が始まるのかと思いました」と赤裸々に話し、キャスト陣の笑いを誘う。続けて、「完成した作品は本当に素晴らしいです! 登場人物すべてがしっかりと描かれていて、見応えがありました。たくさんの方に観ていただけたら、もしかしたらまた田中監督の……ね(笑)」と映画の第2弾に期待を込めた。
走る場面や自転車を漕ぐシーンなど肉体を酷使した黒木は「田中さんがそういうの好きなんです」とほほえむ。黒木とともに走るシーンに挑んだ、人権派弁護士・月本信吾役の斎藤は「ゴールが見えないというか、そこはかとない不安がありました。年齢も年齢なので、毎回全力疾走するのは『翌日がしんどいなあ』と予想しながら闘ってました」と撮影を振り返る。
またドラマに引き続き検事・井出伊織を演じた山崎は「連ドラのとき、裁判官チームは“ぼやき”ばっかりで。『撮影が長い』『お腹空いた』『眠たい』『帰りたい』と。そんな中で裁判シーンを撮っていました。ですが、今回は大雨でも猛暑でも文句一つ言わず、素敵だなと思って見ていました」と述懐した。
西野は岡山地方裁判所秋名支部の左陪席・赤城公子、柄本は同支部の右陪席・土井潤として竹野内との共演を果たす。西野は「入間みちおさんと竹野内豊さんの“イコール”がすごくて。そろそろ撮影が始まるというときに、竹野内さんが部屋に入ってガチャッと鍵を掛けちゃったんです。ガラス越しに竹野内さんがニコニコしているのは見えたんですけど(笑)」と話し、柄本も「籠城したんです(笑)。まじめとお茶目がきれいに混同された方」と続ける。竹野内は「ちょっと暑かったんです。もしかしたらガラス一枚向こうの部屋は涼しいかもしれないと思って入りました。本番はしっかりやりましたよ」と笑みをこぼした。
みちおと対峙する最年少エリート防衛大臣・鵜城英二役で竹野内と初共演した向井は「先ほど車でご一緒したのですが、竹野内さんだけ立っていらっしゃるんですよね。ドアも開けて待っていてくれたり、勝てないですよ(笑)」と竹野内の紳士な一面を明かす。竹野内は「最初は座っていたんですが、ちょっと気分的に落ち着かなくて立っていました」と照れた表情を見せた。
イージス艦衝突事故の被害者で傷害事件の被告人・島谷加奈子を演じた田中みな実は「ドラマシリーズのときから『イチケイのカラス』の大ファンなので、今回このように関わることができてとても幸せです」とコメント。貨物船長で加奈子の夫・秀彰に扮した津田は「この作品に参加できたことを光栄に思います。楽しかったです!!」とはにかみ、「オープニングに自転車が映っているのですが、ぜひ注目してほしいです」と見どころを述べる。
また坂間と対峙するシキハマ株式会社の顧問弁護士・三田村武晴として本作に出演した尾上は「期待を上回る作品になっています。弁護士の役は初めてで、緊張感のある現場でした。ワンシーン、ワンシーンを大切に演じさせていただきました」と撮影を振り返る。シキハマ株式会社の産業医・小早川悦子を演じた吉田は「大雨のシーンや、頭から終わりまでカットをかけない長回しのシーンなど大変な撮影が多かったなと思います。ただ、大変な思いをしたシーンはすごくいいんですよね。つまり、この映画はとても面白いです! 楽しんでください」と自信をのぞかせた。
「映画 イチケイのカラス」は1月13日より全国ロードショー。
※動画は現在非公開です。
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