「ひみつのなっちゃん。」滝藤賢一がドラァグクイーン姿に自信「驚くほどきれい」

「ひみつのなっちゃん。」の完成披露舞台挨拶が本日12月5日に東京・新宿ピカデリーで行われ、キャストの滝藤賢一、渡部秀、松原智恵子、監督の田中和次朗が登壇した。

本作はバージン、モリリン、ズブ子という3人のドラァグクイーンが、大切な友人・なっちゃんの死をきっかけに集まり、なっちゃんがドラァグクイーンだったことを知らない家族のため、普通のおじさんとして葬式に参列するまでの珍道中を描いたコメディ。滝藤がバージン、渡部がモリリン、前野朋哉がズブ子、松原がなっちゃんの母親・恵子を演じた。

滝藤は大勢の観客を前に「泣きそうです」と瞳を潤ませ、自身が演じたバージンの等身大パネルを見て「いやあ美しいですね。自分でも驚くほどきれいにしてもらって、こんな自分もいるんだなと眠っていた何かに……（笑）。オードリー・ヘプバーンやマリリン・モンローの作品を観て、研究して、自分の中に取り入れました。早く観てもらいたいな」と自信をのぞかせる。

ダンスシーンに挑戦した渡部へ、松原は「お上手でした！ どのくらい練習されたんですか？」と質問。渡部は「けっこう練習させていただきました。ロケ先のホテルで前野くんと夜中練習することもありましたね」と振り返る。松原は「皆さんが本当におきれいで、楽しい映画になっています！」とアピールした。

また滝藤との共演について、渡部は「昔から尊敬する先輩。お芝居はもちろん、ライフスタイルも含めていろいろと現場でお話を聞くのが毎日楽しくて、本当に光栄でした」と明かす。滝藤は「撮影以外でもずーっと女性でいたので、渡部くんと前野くんはやりづらかったかと思います（笑）。今日初めて本当の僕とお話してる感じなんじゃないかな」と述べた。

イベントでは、なっちゃんをカンニング竹山が演じることも明らかに。なっちゃんのパネルがステージに登場すると、田中は「バージン、モリリン、ズブ子のボスでありご意見版のような立ち位置。そんなイメージがあるカンニング竹山さんにオファーしました」とキャスティングの理由を明かした。

「ひみつのなっちゃん。」は1月13日に新宿ピカデリーほか全国で公開。舞台となる岐阜県と、滝藤の故郷・愛知県では1月6日から先行上映される。