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佐藤正午の小説を映画化した本作は、不慮の事故で妻と娘を同時に失った男性・小山内堅を主人公とするラブストーリー。大泉が小山内、有村が小山内の娘と同じ名を持つ謎の女性・正木、目黒が正木と許されざる恋に落ちた大学生・三角哲彦、柴咲が小山内の妻・梢に扮した。
明日12月2日に公開を控えた心境を尋ねられた大泉は「映画は自分の子供のような感覚。手を離れるうれしさもあるし寂しさもありますね。それに宣伝活動が終わったら目黒蓮とも会わなくなるんだなと……。僕は彼をバラエティタレントとして育てなくてはいけない! でも大きく成長してくれました」と“師匠”として満足げに語る。目黒が「成長させていただきました。もっと鍛えていただきたいです」と述べるも、大泉は「でもあれだけ厚底の靴を履くなって言ったのに!」と目黒の衣装に言及。すると目黒は笑いながら「『もともと背が高いんだから厚底を履くな』と大泉さんに言われていたんです。だから今日もスタイリストさんは厚底とそうでないものを用意してくれてたんですが、大泉さんにぼやかれたくて厚底にしました」と明かし、大泉から「悪態がないと生きていけない体になったんだな! 悪態はセラピーだからな」と声を掛けられていた。
続いて有村は「撮影が終わったとしても、役や作品をふと思い出して、ずっと続いている感覚があります。今回いい意味でさよならと送り出すことができます」、目黒は「いよいよ公開が近付いてワクワクした気持ちでいっぱいです。映画に(グループではなく)単独で出させていただくのが初めてだったので、皆さんがどういうリアクションをしてくださるのか楽しみです」とコメント。柴咲は「人を失った悲しみや、思いやりが込められている映画になりそうだと思い、今回参加させていただきました。年末にこれまでを振り返ったり、昨今の情勢に不安になっている方もいると思います。そういった方にそっと寄り添うような映画に携われてよかったです」と思いを口にする。
イベント後半には、本作のテーマ“生まれ変わり”にちなみ「自分の前世はなんだと思うか?」というお題でトークが展開された。大泉は「確か昔ローカル番組に出たときに調べたら、空き缶でした……。でも江原啓之さんには北海道の王様みたいな人と言われましたよ!」、有村は「20歳くらいのときにテレビ番組でノルウェーとフィンランドに行ったらすごく呼吸がしやすくて、フィーリングが合うと感じました。それで24歳のときにまた1人で行ったら、やっぱり自分の居場所みたいな感覚だったんです。私も人に前世を伺ったことがあって、スウェーデンかデンマークにいた人だと言われました」と回答。目黒は「僕は牛です。干支も丑ですし、僕のマイペースで動きがのろのろしている感じが牛っぽい。小さい頃は、家族でごはんを食べると、みんなが『ごちそうさま』といなくなっていく中、僕だけ2時間ぐらい食べていました」と述べて会場の笑いを誘う。また柴咲は「武士です。古美術屋さんで刀を見ると、ゾクゾクして、欲しくなります。侍系の映画に出るとだいたい見守る女性役なので悔しいなと思うんですよ」と答え、廣木は「虫のミズスマシ」と述べて大泉から「回答がかわいすぎる」とツッコミを入れられていた。
最後に大泉が「僕が演じたのは、妻子を失いどん底の境遇に置かれる男。撮影から家に帰って娘の寝顔を見ていたら、自分の周りにある“普通”は本当にありがたい奇跡の連続なんだと思わされました」「いろんなことを考えさせられるつらい部分もありますが、温かい気持ちにもなれる映画です」と封切りに向けて作品をアピールし、イベントは終了した。
「月の満ち欠け」は全国でロードショー。
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