来年100周年！ディズニーの新作を紹介するイベントがシンガポールで開催中

ウォルト・ディズニー・カンパニーが今後公開予定の映画や配信作を紹介する「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」がシンガポールで開催されている。

まずはミッキーマウスが登場し、イベントの開催を祝福。その後、マーベル・シネマティック・ユニバース（MCU）のプレゼンテーションが行われた。フェーズ5となる「アントマン＆ワスプ：クアントマニア」「シークレット・インベージョン」「Guardians of the Galaxy Vol. 3（原題）」の映像が流れ、その中には新キャストとなるビル・マーレイ、エミリア・クラーク、ウィル・ポールターの姿も。そして1作目の「アイアンマン」から製作総指揮を担当するルイス・デスポジートが中継で参加。彼は「スタン・リーの『私たちは窓の外の世界を反映している』という言葉があります。この世界は多様で、人種、文化、宗教などさまざまなものを取り込むと、魔法のようなものになります」と制作の根幹にある考えを伝える。また「今度どうなるかのヒントは言えない」と笑いながらネタバレを避けた。

続いてディズニー・アニメーション・スタジオのプレゼンテーションへ。ディズニーの創立100周年を記念したアニメーション映画「ウィッシュ」や、ディズニーがアフリカのエンタテインメント企業Kugali Mediaとタッグを組んだ「Iwaju（英題）」の映像が上映された。ウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオのチーフ・クリエイティブ・オフィサーであるジェニファー・リーは「ウォルト（・ディズニー）がインスピレーションを受けたものを今のCG技術を用いて表現しています」と説明するとともに、“ストーリーテラーとしても革新的でなければならない”というウォルト・ディズニーの言葉を紹介する。

実写パートではロブ・マーシャルが監督し、歌手のハリー・ベイリーがアリエルを演じる「リトル・マーメイド」をはじめ、「ホーンテッドマンション（原題）」「ピーター・パン＆ウェンディ（原題）」「ムファサ：ザ・ライオン・キング（原題）」「スノー・ホワイト（原題）」の映像がスクリーンに。「スノー・ホワイト」で白雪姫の継母である女王を演じるガル・ガドットの登場シーンでは、ひときわ大きな歓声が上がる。ウォルト・ディズニー・スタジオ・モーション・ピクチャー・プロダクションの社長であるショーン・ベイリーは「ハリー・ベイリーのスクリーンテストの日を今でも覚えています。彼女はアリエルだった」と興奮を思い返した。

さらにルーカスフィルムから、「マンダロリアン」シーズン3の映像や「The Acolyte（原題）」に出演するイ・ジョンジェのメッセージ映像も。「インディ・ジョーンズ」シリーズ最新作の映像も公開され、ハリソン・フォード扮する“インディ”の姿に会場は沸いた。

映画ナタリーでは引き続き「ディズニー・コンテンツ・ショーケース2022」の模様をレポートする。