唐田えりか×遠藤雄弥「の方へ、流れる」に宇多丸らコメント、竹馬靖具の特集も決定

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唐田えりか遠藤雄弥が主演を務めた「の方へ、流れる」のWeb限定ビジュアルが完成。著名人からの応援コメントも到着した。

「の方へ、流れる」Web限定ビジュアル

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「の方へ、流れる」

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竹馬靖具が監督を務めた本作は、あいまいな会話の中に真実を探り合う男女の(恋愛)映画。姉の雑貨店で店番をする里美を唐田、その店で恋人を待つ男・智徳を遠藤が演じ、加藤才紀子足立智充小水たいがもキャストに名を連ねた。

「の方へ、流れる」

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RHYMESTERの宇多丸は「さながら、ロマンティックな幻想を根こそぎ剥ぎ取られほとんどノワールと化してゆく『ビフォア・サンライズ』。最小限のセッティングで最大限の効果を生み出す竹馬靖具の手腕は、本作でいよいよ広く知られるところとなるだろう」とコメント。作家・脚本家の狗飼恭子は「恋愛映画を観ていてこんなに不安になったのは、初めてだ」と述べている。

「竹馬靖具監督特集上映」ビジュアル

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「の方へ、流れる」は11月26日より東京の池袋シネマ・ロサ、K2、神奈川のシネマ・ジャック&ベティほか全国で順次公開。なおK2では同日より竹馬の特集が行われ、「今、僕は」「NINIFUNI」「蜃気楼の舟」「ふたつのシルエット」が上映される。12月4日の「の方へ、流れる」上映回のアフタートークには宇多丸が登壇。詳細はK2の公式サイトで発表される。

宇多丸(RHYMESTER)コメント

恋とは、相手の「他者性」にこそ生じるもの……だとするならば、それはなんと寄る辺なく、不気味なものであることだろう。さながら、ロマンティックな幻想を根こそぎ剥ぎ取られほとんどノワールと化してゆく「ビフォア・サンライズ」。最小限のセッティングで最大限の効果を生み出す竹馬靖具の手腕は、本作でいよいよ広く知られるところとなるだろう。

狗飼恭子(作家・脚本家)コメント

わたしたちは一体どこに連れていかれるんだろう。主人公の二人と共に観客も流される。誰も主体を持たず。目的はあるようでなく。いや、ないようである? 分からない。ただ流される。「 」の方へ。「 」ってなんだ? そこに入るのは「愛」なのか? 恋愛映画を観ていてこんなに不安になったのは、初めてだ。

児玉美月(映画執筆家)コメント

わたしたちがバスに乗り込み掴む吊り革は、どこかの誰かが掴んだであろう吊り革にほかならない。この街(せかい)に生きるということは、そんな微温的な交差を繰り返すことなのだろう。
どこへ向かうのかもわからぬまま、出逢ったふたりは歩き続ける。偶然訪れた出逢いが束の間で途切れてしまうのか、はたまた永遠に続いてゆくのか、そのどちらの可能性も等しく維持して映画は進む。その危うさから、一瞬も目が離せない。

相田冬二(Bleu et Rose / 映画批評家)コメント

彼女は、なにを見ているのだろう。
彼を見ているのか。
自分を見ているのか。
なにも見ていないのか。
それとも、スクリーンごしに、わたしを見ているのか。
わからない。
だから、唐田えりかの方へ、流れる。
ずっと。これからも。
いつまでも。このままで。

伊藤洋司(中央大学教授)コメント

最近の日本の恋愛映画は「分かるけれど、何かちょっと」と思う人に、ぜひ観てほしい恋愛未満映画だ。人生が変わっていたかもという、忘れかけていた過去の経験を思い出して胸が苦しくなるかもしれない。本当のなかに嘘があり、嘘のなかに本当があるこの映画だが、竹馬靖具監督と女優の唐田えりかに才能があるのは本当だ。

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読者の反応

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相田 冬二(Bleu et Rose) @aidatoji

映画『の方へ、流れる』のためにコメントを寄せました。

WEB限定の唐田えりかさんのビジュアル、とてもいいですね!

今週土曜、11.26公開ですよ🎞 https://t.co/kCchaDl5L4

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