本作は記憶を失い自分の過去を何も思い出せない宮松が、エキストラ俳優として「主人公ではない人生」を演じ続ける物語。
パンフレットには、10月に行われたばかりのインタビューを収録。香川は役作りや脚本の感想、撮影時の印象的なエピソードなどを3500字にわたって語った。
香川は「主演と助演の差とは何でしょうか。責任感の差でしょうか。ならば私は同じ分量なので差がない。見え方の差でしょうか。ならば私は演技が暑苦しいので見え方の差はない。照明は主役の方が少し明るく当ててもらえるかもしれません。でも私はエキストラの衣装を身に纏い、明るいライトが当てられていてもほぼ差はなかったのではあるまいか。まさか主役の声だけ大きく録音されている、ということもあるはずがない。出演している時間は助演よりも主演の方が多いとしても、暑苦しい私には印象としての差はないと心得ます。ふざけた答えですみません」と吐露。続けて「何を言いたいかと言うと、この映画の主演は3人の監督たちだ、ということです。私はエキストラの代表として、世界中の全てのエキストラさんにこの映画を捧ぐだけです」と述べている。
「宮松と山下」は明日11月18日より東京・新宿武蔵野館、シネクイント、シネスイッチ銀座ほか全国ロードショー。
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