本作は、連続テレビ小説「おかえりモネ」やドラマ「きのう何食べた?」の安達奈緒子がオリジナル脚本を手がけるファンタジーラブストーリー。大人になって偶然再会した幼なじみの相馬悠依と鳥野直木は、改めてお互いを運命の相手だと確信するが、プロポーズしようと心に決めた矢先、直木は不可解な事件に巻き込まれ姿を消してしまう。自分が死んだとわからないまま魂となって現世をさまよい続けていた直木。唯一自分の存在を認識できる刑事・魚住譲が現れ、直木は自分の言葉を悠依に伝えてほしいと頼む。
愛する人を突然失う主人公・悠依を演じる井上は、「花より男子2(リターンズ)」以来16年ぶりにTBSの連続ドラマで主演。魂だけになっても悠依を見守る直木に佐藤、死の真相を追う刑事でありながら媒介者として悠依に関わっていく譲に松山が扮する。
井上、佐藤、松山それぞれが連続ドラマで共演するのは今回は初めて。井上は「生きること、死ぬこと、愛することや人を想うこと…いろいろなテーマが詰まったドラマだと思います。佐藤さん、松山さんとの3人での共演は初めてですが、掛け合いのシーンもおもしろく大切な人を想えるような作品です」と伝え、佐藤は「人から見えない、触れない、人に声を届けられないという特殊な役柄ですが、皆様とこの世界観を形にしていくことが今からとても楽しみです」、松山は「2人を繋ぐという少し特殊な役ですが、楽しんで演じられたらと思います」と意気込んだ。
「100万回 言えばよかった」は毎週金曜22時から放送。「逃げるは恥だが役に立つ」「大恋愛~僕を忘れる君と」の金子文紀のほか、山室大輔、古林淳太郎が演出を担当する。
井上真央 コメント
生きること、死ぬこと、愛することや人を想うこと…いろいろなテーマが詰まったドラマだと思います。佐藤さん、松山さんとの3人での共演は初めてですが、掛け合いのシーンもおもしろく大切な人を想えるような作品です。オリジナルドラマなので、どのような展開になっていくのか、私自身も楽しみながら演じたいと思います。
悠依にとって、大切な存在である直木が突然目の前から姿を消してしまいますが、直木を一途に思う姿や信じようとする姿はとてもピュアです。
素敵な作品にしますので、ぜひご覧ください。
佐藤健 コメント
大切な人に想いを伝えられないもどかしさや切なさ、それでも懸命に想いを伝えようとする登場人物たちに胸を打たれました。
人から見えない、触れない、人に声を届けられないという特殊な役柄ですが、皆様とこの世界観を形にしていくことが今からとても楽しみですし、やりがいのある役を演じさせていただけることを大変光栄に思います。よろしくお願いします。
松山ケンイチ コメント
このドラマは、突然姿を消してしまった人と残された人のそれぞれの想いが描かれています。僕は台本を読んだときにどっちの立場もいやだと感じたので、やはり今一緒にここにいる瞬間をもう少し大事にしなければいけないなと改めて思いました。
僕は悠依と直木の2人を繋ぐという少し特殊な役ですが、楽しんで演じられたらと思います。共演者のみなさんのことを知ることはすごく楽しみなので3人で親睦を深めていき、いい現場にできればいいなと思っています。
いろいろな登場人物が出てきて、いろいろな部分で感情移入ができると思います。みなさんの背中を押せるような作品にしたいと思っていますので、ぜひ楽しみにしていてください。
安達奈緒子 コメント
残された時間について考える年齢になってきました。同年代の友人や、かつてお世話になった方の突然の訃報を聞いても、ああ、わたしもそんな歳になったのだなあと思ってしまう、そして、もう照れている場合ではないのだなあと思います。伝えたいことは伝えておかないと、いつ言えなくなってしまうかわからない。プロデューサーの磯山さんからこの企画のお話をいただいたとき、ド直球に愛を伝えるお話は素敵だなと素直に感じました。この感覚は、もしかしたら年齢にかかわらず多くの方に共感していただけるのではないかと、ここ数年の世情も相まって強く考えるようになりました。
人間にはどうにもならない欲もあり、放たれる愛はけっして美しいものばかりではありません。でもやっぱり誰かが誰かを思う姿には胸を打たれます。
井上真央さん、佐藤健さん、松山ケンイチさんをはじめとする、贅沢過ぎる俳優の方々の魅力とお力をお借りして、大人だからこそ懸命に、愛を伝えようとする人々を描いてみたいと思っています。
磯山晶(プロデューサー)コメント
安達奈緒子さんと新しいドラマを作ることが出来て、とても幸せです。
そしてこの企画に乗ってくださる役者さんがこんなに素敵な方々でいいのか?と非常に贅沢な気持ちです。井上真央さんとは初めてご一緒しますが、安定と信頼の演技力と華やかさを兼ね備えた稀有な女優さんだと思っていましたし、今回、数奇な運命に翻弄されながらも力強い生命力で前を向く悠依を演じてもらえるのは井上さんしかいない!と思ってオファーしました。そして、「恋つづ」以来ご一緒する佐藤健さん。3年ぶりの連ドラ出演として決めてくれたのがこの作品であることが誇らしいです。恥ずかしくて「好き」が言えなかった意地っ張りで不器用な直木を、きっとスーパー魅力的なキャラクターに仕上げてくださると信じています。さらに、2人を繋ぐ「見える」刑事・譲役の松山ケンイチさん。松山さんとも初めましてですが、常々、松山さんの困った感じの表情に惹かれていたので、このドラマで「究極の巻き込まれキャラ」として活躍していただけるのではないかとワクワクしています。
「大切な相手には大切だってことを今! 伝えよう」がメッセージです。
見終わった後に皆さんが誰かに言いたくなるといいなあ、と思っています。
どうかご期待ください。
てれびのスキマ/戸部田 誠 @u5u
“「おかえりモネ」やドラマ「きのう何食べた?」の安達奈緒子がオリジナル脚本を手がけるファンタジーラブストーリー”/井上真央、佐藤健、松山ケンイチが連続ドラマ初共演、運命に翻弄される恋人たちの物語 - 映画ナタリー https://t.co/cKIsHvMJ1E