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劇場アニメ化について岡咲は「テレビシリーズが続くと、世の中の流れ的に劇場版を期待してしまうところもありまして。杉P(杉本紳朗プロデューサー)に『いつか劇場版になるのかな』みたいな話をしたときに、否定しなかったんですよ。だから淡い期待を持ちつつ演じてました」と裏話を披露。豊口は「こんなに長く続く作品になるとは思ってなかった。本当に選ばれし作品だと思います。これも皆さんの応援のおかげです」とファンに感謝を伝えた。
劇場版オリジナルキャラクターであるトワ役の福本は、役が決まったときのことを「えっ、私で本当にいいんですか? 大丈夫ですか?っていう思いだったんですけど、でもすごくうれしかったですね。ファンの方がたくさんいらっしゃる作品っていうのも知ってたので。この仕事を受けるからには、しっかりしっかりトワとして生きなければという思いでした」と振り返った。
ここからは3人が作品の感想を語ることに。岡咲は「どういう設定になるんだろうと思っていたけど、なるほど、ベニマルのお兄ちゃん(兄貴分)が出てくるんだったら、原作ファンの方も入り込めるオリジナルストーリーになるし、莉子ちゃんのファンが初めて『転スラ』を観るときにもスッと入れるようなストーリーだったなと」と見どころを語る。豊口は「まず『ゴブタ大丈夫か?』から始まり、『トワかわいい!』になり、『ヒイロ、めっちゃ叫んでる』、最後に『リムル、つええ!』って感じですかね」とシンプルに構成を説明すると、福本は「戦闘シーンが迫力があってかっこいいし、リムルさんと話せたのがうれしかったです」と語った。
本作のテーマが「絆」であることから、リムルと智慧之王の絆について問われた豊口は「今日、美保ちゃんにすっごい久しぶりに会ったんです。いつ以来かわからないぐらい会ってなかったんですけど、久しぶり感がまったくなくて、これが絆なのかな?と思いました」とコメント。それを受けて岡咲も「うれしい! 1話のときは緊張してたけど、豊口さんがいてくださったから、私も自分の言葉でしゃべれるようになって。『手と足が同時に出てるよ』とか『今日のファッションはどういうポイントがあるの?』とかツッコんでくれて、話題の中心にしてくださるのでありがたかったです。最初にアフレコを始めたときから考えるともう5年くらい経ってますが、成長を見守ってもらっている存在です」と互いの「絆」を確認したようだった。
続いて、作中に登場する特殊能力である「ユニークスキル」をそれぞれが手に入れることができるならどんな能力が欲しいか発表するコーナーへ。岡咲は猫と会話ができる「猫愛者(ネコアイシャ)」、豊口はお酒やアトラクションを酔わずに楽しめる「酔無者(ヨワザルモノ)」と発表。なかなか旅行に行けていないという福本は「旅行者(タビスルモノ)」を会得したいと述べ、「この能力でフランスとかヨーロッパに飛んでいきたいですね」と説明すると、岡咲が「今は寒いんで南の島とか行きたい」、豊口は「海でのんびりしたい」とそれぞれ口にして盛り上がった。
最後に岡咲は「皆さんの愛のおかげでここ(劇場版)まで来ることができました。本編も文句なしの完成度になってい
ます! 今日で私たちキャストも“絆”が強まった気がします!」と改めて観客へ感謝。さらにリムルの着ぐるみを加え、来場者とともにフォトセッションを実施して舞台挨拶は幕を閉じた。
菊地康仁が監督を務めた「劇場版 転生したらスライムだった件 紅蓮の絆編」は11月25日より全国でロードショー。
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小望月沙良 @KuroKumaSara
【イベントレポート】「劇場版 転スラ」舞台挨拶で岡咲美保、福本莉子、豊口めぐみの“絆”が強まる(写真12枚) https://t.co/wS7R3CQ62d