本作は、入浴の精神と様式を突き詰めることで完成する“湯道”をテーマにした物語。銭湯で働く人、銭湯へ通う人、そして湯に魅せられた人たちの人間模様が描かれる。
まるきん温泉の図解イラストは、「銭湯図解」の著者でイラストレーターの塩谷歩波が描き下ろしたもの。イラストには生田、
塩谷は「写真がない箇所もあったので、想像力を膨らませて描いたり、カラフルで物も多かったので、大変でした。富士山の画や曇りガラスの透明感などもこだわりました」と述べる。企画・脚本を担当した小山薫堂は「銭湯への愛に溢れた塩谷さんだからこそ描ける『まるきん温泉』の温かな空気感がこのイラストに詰まっています」とコメントした。
塩谷歩波 コメント
小山薫堂さんご自身がお風呂好きということもあり、銭湯のいい所がたくさん詰まった映画でした。特にラストの台詞には“そうだよね!”と同感しかなく、映画を観終わって一番最初に“お風呂に入りたいな”と、そのまま近くの銭湯に行きたくなりました。少し設定は変わっていましたが、いづみさんとは通じる部分があって、観終わった後、心が温かく、すごく嬉しくなりました。銭湯にまだ行ったことがない人も是非この映画を見て、銭湯がこういう場所だと少しでも伝わったら嬉しいですし、近くの銭湯に行ってみて欲しいなと思います! さらに、その時には私の「銭湯図解」を参考にしてくれると嬉しいです(笑)。
小山薫堂 コメント
京都太秦の撮影所に出現した「まるきん温泉」を初めて見た時、その完成度の高さに驚きました。しかも空間構成、インテリアのディテール、置かれている小物から貼り紙まで、それはそれは素晴らしい仕上がりでした。このまま存在すれば間違いなく銭湯ファンの聖地となったであろう「まるきん温泉」が、塩谷歩波さんのイラストによって歴史に刻まれることをとても嬉しく思います。
橋本環奈さん演じる秋山いづみは、銭湯という存在に救われた塩谷さんをモデルにして作り上げたキャラクターです。銭湯への愛に溢れた塩谷さんだからこそ描ける「まるきん温泉」の温かな空気感がこのイラストに詰まっています。しかも映画のキャストがきちんと描かれていて、映画を観た後にこのイラストを眺めていると、また映画が観たくなる。映画を観ると再びイラストを見たくなり…と、湯道の無限ループに誘う危険な作品なのです。実は今回、私自身もこの中に加えていただきました。どこにいるか、分かりますか?
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